内容説明
「CD」「AIBO」を開発したソニーの科学者が誰にでもすぐにできる簡単な瞑想のコツを伝授。忙しい現代人のための実用的、かつ合理的な入門書。
目次
基礎編(瞑想とは何か)
理論編(誰もが瞑想の達人;瞑想が教えてくれること)
実践編(瞑想を始める前に;瞑想しよう)
著者等紹介
天外伺朗[テンゲシロウ]
本名・土井利忠。1942年兵庫県生まれ。ソニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所所長。大学で電子工学を専攻したのち、ソニー研究所で先端技術の研究開発に携わる。フィリップスと組んだCDの共同開発者、ワークステーションNEWS、エンターテインメント・ロボット『AIBO』の開発責任者をつとめた。その経験をいかして科学技術評論、人材開発論にも健筆を振るう。2004年より、人々が病気にならないように指導し、生まれてから死ぬまでをケアする『ホロトロピック・センター』を病院に代わる概念として推進するネットワーク『ホロトロピック・ネットワーク』を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨミナガラ
10
“現代社会では、あらゆる人がエゴの目的を達成しようと奮闘しています。仏教的な言葉で表現するなら、煩悩の追求こそが社会の推進力になっているわけです。/この潮流に反発し、スピリチュアル・コミュニティを創ろうという運動が歴史的に何度も生まれています。けれど、武者小路実篤の「新しき村」にしろヒッピー・ムーブメントにしろ、それらの試みはことごとく挫折に終わっています。人間は肉体を持っている限り、エゴから逃れるのはとても困難であり、エゴを否定した社会は、エゴが原因で亡んでしまうのです。”2014/08/23
スパイク
6
読んだ感じでは、なるほど。だからどうなのかは実感できません。実践ですね、瞑想は。2014/06/28
haku
3
会社の先輩になかば無理やりチックに貸してもらったのですが、思っていたより、冷静な(?)本で、楽しめました。とりあえず初級くらいはやってみようかな、と思える本です。実行してみてどうかわるのか楽しみ。2011/02/13
eenaeena
2
1.いろいろな瞑想法を取り入れたうえで、発信しているようです。そういった意味で、良い所が選別されている瞑想法なのでしょう。2.著者自身が言っているように、サイエンスの人なので、瞑想中の超常的体験は、積極的に否定しています。そういった意味で、堅実なのでしょう。ちょっと健康になるのが目標とも言っているし。素人が瞑想の指導で聞きたいのは、瞑想中にどうなれば正解かでしょう。というのも、そこばかりは感覚的説明以外に伝えようがないからです。その点では、2で超常的なものを除外してくれているのは、とてもありがたいのです。2020/06/24
乱読家 護る会支持!
2
ソニーでAIBOを開発された天外氏による瞑想入門。幽体離脱や神秘体験をしたぐらいでは、所詮「教祖レベル」に過ぎないとのこと。イグアナの皆様、瞑想を極めて、宇宙との一体感を楽しみませう!2014/12/10