国家と戦争 - 徹底討議

国家と戦争 - 徹底討議

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  • サイズ A5判/ページ数 261p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784870313712
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新父帰る

4
1999年刊。小林よしのり『戦争論』に対する各界の批判に対して西部邁が司会役になり、小林擁護の立場で福田和也、佐伯啓思を結集して討論。小林と福田が時々対立するが西部がいなす。既にこの時期に西部は特攻との対比で己の死に方に言及。論点は多岐に亘り、消化不良の点も多々あった。南京事件に対する小林・福田の論争は興味有り。また、天皇の戦争責任論にも言及。更に、左翼論壇に対する痛烈なる論難は小気味良い。最後に「特攻」を志願した福井一中尉と出撃前の家族の一家心中は涙無には読めなかった。いずれにしても何度か読み直し要す。2018/09/15

ヒロ

2
西部邁氏、佐伯啓思氏、福田和也氏、小林よしのり氏の座談会をまとめたもの。慎重かつ大胆に、冗談も交えながら、国家、戦争、天皇、民主主義、言葉など広範なテーマを議論している。普段の身の回りの問題を考えるための大きなヒントを(それはものの見方や捉え方も含めて)与えてくれる一冊だと思う。2014/07/06

おサゲっち

0
佐伯氏のやんわりとした存在が3本の利器をそれとなく抑えている。ほとばしる知がよくぞ一冊の本として収斂したなと感動すら覚える。いやさ、それより西部氏のレトリックと視野の広さ、小林氏の情熱、圧巻は日本文芸の歴史を引き受けそこから言葉を発する福田氏の余裕。こんな企画を成立させた飛鳥新社、たいしたものだね!2015/10/21

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