内容説明
オウム真理教とは僕たちにとって何だったのか？援助交際や売春をする女子高生を誰も本気で止めようとしないのはなぜか？エヴァンゲリオンに共感したイケてない世代にある可能性とは？果たして誰がどう酒鬼薔薇聖斗を裁くことができるのか？自由主義史観と自虐史観の論争に本当に意味はあるのか？―ニッポンの現実に浮遊するさまざまな「？」が、今、解き明かされる！混迷する世紀末の現象を明快に読み解き、新世紀の生き方を提示する画期的な対論集。
目次
第１章 オウム世代ＶＳブルセラ世代 ９５年の戦い（宮台真司；藤井良樹；中森明夫）
第２章 壁のない時代、デートクラブは爆発する（宮台真司；藤井良樹）
第３章 ニッポンは売春を合法化せよ（宮台真司；藤井良樹）
第４章 韓国テレクラに日韓の未来を見た（宮台真司；藤井良樹）
第５章 エヴァと東電ＯＬとイケてなさの可能性（宮台真司；藤井良樹；中森明夫）
第６章 終わらない日常と僕たちの未来（宮台真司；中森明夫）
第７章 オタクの現在（宮台真司；中森明夫）
第８章 酒鬼薔薇聖斗を語り尽くす！（宮台真司；藤井良樹；中森明夫）
第９章 新世紀のリアル（宮台真司；藤井良樹；中森明夫）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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今は、イケてないものが、より一般化しちゃった。そして、イケてるものは分散化しちゃった。でも、それらの間には、依然と壁はある気がする。2012/07/29
shio_mori
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ブルセラ・援交、オウム、エヴァ、酒鬼薔薇… 97年時点での「新世紀のリアル」だから、10年代のいまからみると一昔前の話題だけど、内容はいまにも通じるところがあって面白い。宮台真司のワークのひとつとして読んだ。2010/07/24
keepfine
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アンチ宮台を論破（？）する章が面白い。2010/03/11
ken
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宮台フォロワーには月並みの内容かもしれないけどおもしろいっすよ2011/08/18
