内容説明
市制施行100周年記念出版!札幌の歴史をたどりながら、街歩きを楽しめるガイドブック。市内を15地域に分け、歴史的建造物や史跡、遺構、文化施設などを丹念に紹介。普段歩いている道や何気なく眺めている記念碑も少し足をとめると、歴史の痕跡が見えてくる。意外と知らない札幌の歴史がわかります。
目次
創成川東
大通公園
駅前通り
すすきの
中島公園
中央区
北区
東区
白石区
厚別区〔ほか〕
著者等紹介
赤谷正樹[アカタニマサキ]
昭和26年(1951年)小樽市生まれ、札幌市育ち。東北大学大学院博士課程後期修了、博士(文学)。元札幌市職員(文化叢書『さっぽろ文庫』などを担当)。日本思想史学会会員。日本医史学会会員。北海道博物館協会会員。道新文化センター「札幌歴史散策」講師ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サトル
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札幌の街歩きガイドブックは数えきれない程あるけれど、読み応え抜群で信頼度満点の内容となっている。当時の写真資料はもとより簡潔にまとめられた地図資料などによって、札幌の街並みの移り変わりが分かりやすくなっている。昭和25年ごろの南1条商店街と昭和30年前後の狸小路商店街の配置図などは目から鱗の垂涎ものだ。さらに開拓使時代の札幌から現代までの歴史も街歩きしながら縦横無尽にまとめられているからなんとも心憎い。著者はあとがきで「この本は札幌の街を再発見する入門書です」と述べている。まさしく温故知新に導く指南書だ。2023/02/07