うらやましい孤独死―自分はどう死ぬ?家族をどう看取る?

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うらやましい孤独死―自分はどう死ぬ?家族をどう看取る?

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784866809151
  • NDC分類 490.1
  • Cコード C0095

内容説明

「万一、何かあったら心配」「1日でも長生きしてほしい」…。本人に良かれと思って誰もがとる行動が、じつは高齢者を孤独に追いやっているのだ。どんなに安全を求めても、安心を願っても、人間は必ず死ぬ。いま本当に求められているのは中途半端な“安全・安心”ではなく、その“安全・安心”の呪縛から高齢者の生活を解放することなのだ。「うらやましい孤独死」は、そのもっともわかりやすい例だろう。コロナ禍の時代、“理想の死”の見つけ方。

目次

第1章 私が見た「うらやましい孤独死」(「本当にうらやましいよ」;医師の“究極の目標”とは? ほか)
第2章 破綻都市・夕張でわかったこと(阪神淡路大震災、建設現場での体験;自分への負い目 ほか)
第3章 目を覆いたくなる現場(麻痺していく感情;徘徊か、ただの散歩か ほか)
第4章 医療の限界は超えられる(日本人の孤独度は世界トップクラス;医療による対応に限界が見えたとき ほか)
第5章 さまざまな解決策(高齢者にとって本当に必要なもの;隣人祭り―渋谷区における成果 ほか)

著者等紹介

森田洋之[モリタヒロユキ]
1971年、横浜生まれ。南日本ヘルスリサーチラボ代表。一橋大学経済学部卒業後に、なぜか宮崎医科大学医学部に入学し直したヘンテコな医師(その理由は本書で詳述)。宮崎県内で研修を修了し、2009年より財政破綻した北海道夕張市立診療所に勤務。現在は鹿児島県で「ひらやまのクリニック」を開業、研究・執筆・講演活動にも積極的に取り組んでいる。専門は在宅医療・地域医療・医療政策など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

70
タイトルもインパクトがあるけど表紙の写真の方が衝撃度大。著者は在宅医療・地域医療・医療政策の研究が専門で医師の森田洋之先生。孤独死を過度に恐れるあまり独居高齢者が容易に施設に収容されてしまう風潮に一石を投じた一冊。日本の医療は、本来社会的共通資本であるべきなのに、利潤追求の対象として市場的な条件によって左右されてしまっていると指摘。「高齢者ビジネス」の様相の中で、患者である高齢者の在宅希望が蔑ろにされているという。人間がかかるもっとも思い病気は「孤独」。。いろいろと考えさせられる内容でした。2023/04/14

がらくたどん

64
タイトルに「孤独死」とあるが、本書で「うらやましい」と言われる高齢者の死亡例の故人は自分が希求する「つながり」の濃淡や多寡に不満を持っていない点で主観的には「孤独」ではない。段階的に「ちょうどいい」分量の人間関係と医療・介護を選択できた結果としての在宅ひとり(または少人数が見守る中での)死の提案。天命の受容・生活支援としての医療介護・安心できる繋がりの蓄積が、看取る側・看取られる側双方にとって「幸せな看取り」に繋がるという考え方は、看取り進行形の我が家にとっては大変示唆に富んだものだった。2022/08/31

たまきら

45
読み友さんの感想を読んで。最後は一人で孤独死したとしても、それまでの人生が孤独ではなくて、近々訪れるであろう死に覚悟が出来ているのなら、自宅で死ぬのって悪くないんじゃない?という提案です。私個人はこういう考え方が好きですが、人はそれぞれ。自分らしい死ってなんだろう?と考えるきっかけとして読むにはとても良いと思いました。私は猫たちよりは長生きしたいけれど、病院で死ぬのは嫌だなあ。同時に娘にも無理してほしくないし…。お墓は欲しくないと伝えてあります。骨を粉にして、撒いてもらいたいの。2023/05/06

ごへいもち

36
本当にうらやましい。出てくるうらやましい方たちはみんな孤独ではないね。私も時が来たら大田区か藤沢市に行きたいけど、こういう動きが広まってくれたらいいのに。コロナで入院したら家族の誰とも会えず死ぬなら在宅死の方がいいと思った人も多いのでは?コロナ禍が練習問題になったかも

遊々亭おさる

26
地獄への道は善意で舗装されている。誤嚥を繰り返すならば胃ろうへ。ボケたならば施設入所へ。これで高齢者は安心・安全な生活が送れる。だがそれは今まで培ってきた人間関係を断ち切られ、医療的処置で人間の尊厳を剥奪された生ける屍も生み出している。コロナで受けたくもない医療を受けさせられている高齢者も多いのではなかろうか。中には認知症であるために意思を無視された人も。自分の人生はその死を含めて自分で選びたいと考える人にはヒントが詰まった一冊。世の中にゼロリスクは有り得ない。足し算引き算を繰り返しながら人は生きている。2021/06/17

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