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出版社内容情報
アノン・カルトにつながる現代史裏クロニクル!
コロナ禍、そしてトランプ政権の終焉など、世界と社会が劇的に変化している今、Qアノンなどの陰謀論がにわかに広がりを見せ、社会問題にまで発展している。たとえば、「コロナウイルスワクチンはビル・ゲイツによる人口削減計画の一環」など、荒唐無稽な主張をする著名人もいる。バカらしいと感じる人がほとんどだろうが、実はこうした陰謀論に陥る落とし穴は、我々の身近にたくさん存在していることに自覚的な人は少ない。
たとえば、「チャネリング」「ホメオパシー」といった言葉が、あやしい世界と相関性があることは、なんとなく想像できる。しかし、「ビートルズ」「スティーブ・ジョブズ」「オーガニック」「アロマ」「ボードゲーム大会」というグループ名や人名、一般名詞が、誰かを闇落ちさせる入り口の言葉になる可能性があるとは、想像がつかないのではないだろうか。
事実、「癒し」や「自然」を掲げるスピリチュアルには安全なイメージを持つ人は多いが、米国でもヨガやスピリチュアルのインフルエンサーが陰謀論を投稿し、Qアノンの入り口となっていたことが指摘されている。
本書では、こうした何食わぬ顔をして点々と存在している「言葉」が、ある補助線を引くことによって、一つの怪しいスペクタクルな流れの奔流につながることを、歴史と膨大な文献を用いて検証し、その危険性に警鐘を鳴らす。
内容説明
「スティーブ・ジョブズ」「オーガニック」「アロマ」「量子力学」「ボードゲーム」という人名や一般名詞が、誰かを闇落ちさせるきっかけとなる可能性があるとは、想像がつかないのではないだろうか。事実、「癒し」や「自然」を掲げるスピリチュアルには安全なイメージを持つ人は多いが、米国ではヨガやスピリチュアルのインフルエンサーがSNSに陰謀論を投稿し、Qアノンの入り口となっていたことが指摘されている。本書では、こうした何食わぬ顔をして点々と存在している「言葉」が、ある補助線を引くことによって、一つのミステリアスな奔流につながることを、歴史と膨大な文献を用いて突き止め、自身や身近な人を守るために、その危険性について警鐘を鳴らす。
目次
1 カウンターカルチャーとニューエイジ(カウンターカルチャーとヒッピー;ニューエイジに繋がる源流;ニューエイジの覚醒;現代社会に潜り込んでいるニューエイジ)
2 自己啓発とマルチ商法(ニューソートと自己啓発;マルチ商法の思想)
3 精神世界とスピリチュアル(知識人を魅了した精神世界と大衆に浸透したオカルトブーム;実利とカジュアルのスピリチュアル)
4 コンスピリチュアリティ―スピリチュアルと陰謀論(闇の勢力と闘う救世主ドナルド・トランプという虚像;我々の日常に侵食してきた陰謀論)
著者等紹介
雨宮純[アマミヤジュン]
オカルト・スピリチュアル・悪徳商法研究家。思春期にカルト宗教による事件が多発したことから、新宗教に関心を持つ。オカルト検証好きが高じて(ノストラダムスの大予言が外れたため懐疑派に転向)、理工系大学院を修了し現在に至る。悪質商法、疑似科学、陰謀論、オカルト史などについて調査し、記事や動画で情報発信中。『あなたを陰謀論者にする言葉―「目覚めた人」に堕ちるまでの近現代史裏クロニクル』が初の著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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