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内容説明
浮世絵って、こんなにも面白い!印象派の巨匠も惚れた日本の美を解き明かす。有名絵師の作品をたっぷり掲載。
目次
そもそも浮世絵の「浮世」ってどんな意味?
浮世絵はどうやって色をつけているの?
当時の人は、浮世絵をどんな風に楽しんでいたの?
浮世絵はどうやって描かれているの?
どんな人が浮世絵師になったの?
有名な彫師を教えて!
浮世絵が誕生したきっかけは?
錦絵は、浮世絵と違うの?
浮世絵で最も人気のあったジャンルは何?
役者さんって浮世絵のような顔をしていたの?〔ほか〕
著者等紹介
岡部昌幸[オカベマサユキ]
1957年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部美術史専攻、同大学院で学ぶ。現在、帝京大学文学部史学科、大学院文学研究科日本史・文化財学専攻教授。群馬県立近代美術館特別館長。畠山記念館顧問。日本フェノロサ学会会長。西洋と日本の近世近代美術を専攻。リヴィジョニズムとグローバル・アート・ヒストリーの視点で、美術史を研究。展覧会の企画・監修等を多く手がけ、ギャラリー・トークなど啓蒙活動も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらちゃん
63
世界でいちばん素敵な教室シリーズ。今回は浮世絵。綺麗で鮮やかでおどろおどろしくて楽しくて。浮世絵と一言で終わらせては勿体ない。始まりの地味なものから、色彩豊かに変わるまで。どこで売られ、どんな人が描き、彫り、仕上げていたか。勿論知っていることは多かったけど、図鑑を眺めるようにこのシリーズは楽しい。2020/10/22
kuma
20
7月は浮世絵展に2回行くので事前に勉強しておこうと思い読んでみました。まず絵が大きくて綺麗。すべての絵にQ&Aの説明があり、浮世絵の歴史や技法、絵師の特徴がわかりやすく書かれている。今年展覧会に行った歌川国芳、弟子で「星落ちて、なお」の主人公の父・河鍋暁斎のページは、歴史と共に特に興味深かった。読み終えて、今まで何となく観ていた浮世絵が、今は直ぐにでも観てみたいという気持ちになりました。手元に置いておきたい一冊です。 2021/07/18
華形 満
10
浮世絵が欧州の印象派画壇に与えた影響の大きさは計り知れない。我々日本人の立場からでも、実は”浮世絵”と十把ひとからげに括ってしまいがちだが、本書最終頁の主要浮世絵師系譜を見ても、誰もが知る北斎や広重以外にも鳥居派、菱川派、菊川派等実に多彩な系列があり、各々”浮世絵”と一括りに出来ない個性を発揮していたのだと教えられる。一旦廃れてしまったが、このコロナ禍の世界で再び21世紀版浮世絵を世界に・・は日本の産業の復興の足掛かりになりそうに思えるのだが。読み物というより浮世絵図鑑として手元に置いておきたい一冊。2020/10/23
ぱぴい
7
数学に引き続き、シリーズ2冊目。このシリーズの特長は、たくさんの見出しと、写真で構成されていること。そのぶん、深く知るには適していないともいえるんだけど。そのジャンルに関して、ちょっと味見するような、そんな感じ。浮世絵師では、歌川国芳が好き。猫を愛でる作風もあれば、ユーモラスさもあり。あとは、やっぱり葛飾北斎!彼の有名な富嶽百景シリーズは70歳を過ぎてからの晩年の作品と知って驚き。彼の博物館に行き、読書感想文の課題図書になった本を読んでみたい。2022/12/10
Kuu
6
浮世絵の入門書&参考書として最適だと思います。購入してもいいかも、と思います。「世界でいちばん素敵な」シリーズ、良さげですね。2021/10/07