内容説明
解決志向アプローチとは、世界で一番簡単で、なおかつ、うまく問題が解消するという心理支援法です。心理臨床や医療分野はもとより、教育やビジネスでの応用も進んでいますが、やはり習得にはちょっとしたコツが必要。「やってみる」のが大事なのですが、なかなか練習は難しい…。本書は、北海道を中心に解決志向アプローチの「伝道活動」を行い、多くの支援者を育ててきた著者らによって書かれた、解決志向アプローチの「超」入門です。わかりやすい解説はもちろんのこと、「やってみる」ワークも盛り沢山で、1人でも2人でもグループでもリハーサルができます。初学者からベテランまで、面接のコツがつかめ、グッとうまくなること間違いなし!
目次
どこへ行きたいのですか?(問題解決と解決構築)
何が伝わっているのでしょう?(コミュニケーション・関係づくり)
傾聴はしないの?(ソリシューション的傾聴~知らない姿勢)
解決の材料は何?(リソース探し)
リソースを見つけたらどうするの?(コンプリメント)
例外って簡単に見つかるの?(例外探し)
どんな質問をすれば良いのですか?(オープン?クローズド?スケーリング?)
役に立つ質問はありますか?(ミラクルQとサポーズQ)
大切な人は誰ですか?(関係性の質問)
どこから手を付けますか?(ウェルフォームド・ゴール)
どの質問をどんな順序で?(面接の流れ)
面接をどうやって締めくくる?(フィードバック・メッセージの作り方)
著者等紹介
龍島秀広[リュウシマヒデヒロ]
北海道教育大学教職大学院准教授。臨床心理士。北海道大学文学部実験心理卒。少年鑑別所・刑務所技官(心理職)、コンピュータソフト会社を経て、北海道警察少年課(心理専門官)、北海道警察科学捜査研究所(犯罪者プロファイリング担当)、2010年から現職
阿部幸弘[アベユキヒロ]
現在、公益財団法人北海道精神保健推進協会理事長、兼、同財団の独立型デイケア・こころのリカバリー総合支援センター所長。精神科医。北海道大学医学部卒。北海道立向陽ヶ丘病院、聖母会天使病院神経科、北海道立精神保健福祉センター相談部長を経て、H23年より現職
相場幸子[アイバサチコ]
臨床心理士。早稲田大学文学部心理専修卒。札幌家庭裁判所調査官、米国カリフォルニア大学バークレイ校人間発達研究所研究員、札幌市児童相談センター相談員等を経て北星学園大学文学部、社会福祉学部で教え、その間北海道クリスチャンセンター家庭福祉相談室ヴォランティア。2003年退職、名誉教授。1998年母子相談室「みみずく」開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。