戦争責任は何処に誰にあるか―昭和天皇・憲法・軍部

個数:

戦争責任は何処に誰にあるか―昭和天皇・憲法・軍部

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月24日 13時40分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784865810615
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦争責任論と憲法論は表裏!知の巨人が「天皇と憲法」に迫る!日本人独自の法意識を解剖する中から見えてくるものは!初の単行本化!戦争責任論と憲法論は表裏!知の巨人が「天皇と憲法」に迫る!

「空気の研究」は山本七平を代表するもののひとつだが、本書ではその思想史を深め、さらに憲法をめぐる論議が盛んな現状に一石を投じる。そして、「空気」が重要な決定をしてきた日本に、なにより必要なのは「水を差す」行為と断言!日本人独自の法意識を解剖する中から見えてくるものを明かす!

初の単行本化!


第一章 誰が軍部の支配と戦争を許したか
第二章 昭和天皇はなぜ自ら「立憲君主」と規定したか
第三章 日本人はなぜ「空気」に水を差せないか
第四章 昭和天皇はなぜ「憲法絶対」にこだわったか
第五章 天皇なき天皇制思想がなぜ横行したか
第六章 正統と理想が問われた大変革から何がわかるか
第七章 日本人の法意識から何が見えるか

山本七平[ヤマモトシチヘイ]
1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた。その日本文化と社会を分析する独自の論考は「山本学」と称される。評論家。山本書店店主。1991年、逝去。
著書には『私の中の日本軍』『「空気」の研究』(以上、文藝春秋)、『日本はなぜ敗れるのか』(角川書店)、『帝王学』(日本経済新聞社)、『昭和天皇の研究』(祥伝社)、『なぜ日本は変われないのか』『「知恵」の発見』、『精神と世間と虚偽』、『戦争責任と靖国問題』(以上、さくら舎)などがある。

内容説明

戦争責任論と憲法論は表裏にある!知の巨人が「天皇と憲法」に迫る!「空気」が重要な決定をしてきた日本になにより必要なのは「水を差す」行為と断言!日本人独自の法意識を解剖する中から見えてくるものは!初の単行本化!

目次

第1章 誰が軍部の支配と戦争を許したか
第2章 昭和天皇はなぜ自ら「立憲君主」と規定したか
第3章 日本人はなぜ「空気」に水を差せないか
第4章 昭和天皇はなぜ「憲法絶対」にこだわったか
第5章 天皇なき天皇制思想がなぜ横行したか
第6章 正統と理想が問われた大変革から何がわかるか
第7章 日本人の法意識から何が見えるか

著者等紹介

山本七平[ヤマモトシチヘイ]
1921年、東京都に生まれる。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた。その日本文化と社会を分析する独自の論考は「山本学」と称される。評論家。山本書店店主。1991年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

9
書題に迷わされるが、本書は戦争責任論を中心に述べたものではない。私は著者の否定する昭和天皇無罪論には与し難いし、更には無辜の民衆を殺戮した米国から家庭教師を受け入れた現上皇には大いに反発する。しかし本書は山本の著作の補遺集というべく、各項目の間に十数年もの間隔があり、必ずしも統一は取れていない。但し著者の法律論及び憲法論はいつもながら面白い。空気や状況論理の優先から、中学生にも矛盾がわかる現行憲法への所感は説得的で、その代表例の9条の自衛隊や私立大学助成の89条違憲論が最早誰も口にしなくなったのも分かる。2021/09/09

トラッキー

4
ばらばらに発表された論文の寄せ集めなので、一貫性に欠け読み通すのに苦労したが、いくつか興味深い論文があった。一貫して流れる主張は、戦前の日本で天皇は「君臨すれども統治せず」の状態で、戦後の「象徴天皇」ほど弱くないにしても、戦争を止められるほどのパワーは持っていなかったというもの。確かに明治憲法下でも予算の承認は国会に委ねられていたし、勅令も大臣の副署が必要とされていたのは指摘の通りだが、国会や大臣がこれを拒むことができたか(そういう雰囲気だったか)は疑問。戦争責任の所在は多方面の主張を吟味する必要あり。2016/11/12

Haruka Fukuhara

3
すごく読みやすかった。もっとややこしいことを書く人だと思ってたけど…2017/02/28

青雲空

3
一冊丸々戦争責任論かと思ったが、幾つかのテーマの論集。ちょっと拍子抜け。ただ、「空気」好きな日本人の議論が暴走しないように水を差す人が必要というのは納得してしまった。勇気いるが、会社でも水を差す人は必要。昭和天皇は立憲君主であくまで憲法の枠内に自分を留めようとした。しかし当時の日本人は教育勅語、軍人勅語は暗記していても、明治憲法が天皇を束縛しているとは思ってなかったという指摘は重要である。天皇機関説は憲法学界では常識だったのに。 憲法知っておくって、大切ですね。山本七平は読みなおさなきゃ。2016/07/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11061367
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。