出版社内容情報
ありのおじょうさんのアリィは、くさむらのおとどけやさん。働き者で、ぼーっと時間をすごしたことがありません。いもむしのイモム-があそびにきても、いつも「お仕事だからまたこんどね」。でもある日……。のんびりイモム-とてきぱきアリィの「あそぼうよ」「またこんどね」のやりとり、子どもたちはもちろん、おとなの方も思いあたりそう。イモム-がいつまでもイモム-ではいられない結末に、なにか大事なことが思い出されるかもしれません。
内容説明
はりきりアリィとのんびりイモムー。きみはたいせつなともだち。
著者等紹介
大久保雨咲[オオクボウサギ]
三重県生まれ。子どもの本専門店メリーゴーランド主催の童話塾で創作を学ぶ。第21回ニッサン童話と絵本のグランプリ優秀賞受賞、「飛ぶ教室」(光村図書出版)の第9回「作品募集童話部門」で優秀作
吉田尚令[ヨシダヒサノリ]
絵本の作画を中心に活動。『希望の牧場』(作・森絵都/岩崎書店)で、IBBYオナーリスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どあら
25
図書館で借りて読了。ちょこっと切なくなるお話…。2022/04/30
anne@灯れ松明の火
23
追っかけ中の大久保さん♪ 今作は童話でなく、絵本。絵は、これまた大好きな吉田尚令さん。うれしい♪ 地元になく、隣市予約。ありのアリィは、おとどけやさん。働き者で、いつも忙しい。いもむしのイモムーに誘われても、「また今度」。働き者は悪いことではないけれど、このままでいいのかな? 仕事中に誘うイモムーも、わがままなだけでなく、急ぐ理由があった。「たまには立ち止まって、休憩してごらん。見えなかったものが見えてくるよ」そんなメッセージが聞こえてきた。2021/12/07
たーちゃん
15
息子は「お休みしたんだね」と言っていました。2023/07/17
gerBera.m
9
いつも働きもののアリィはお友達の遊びの誘いより、お仕事を優先させてばかり、ある日少しゆっくりしてみたら、ゆっくりしたり、遊ぶことの大切さに気づく話。イモムーがサナギになる前に気づいてくれてよかったね〜クーヨン9月より。4歳はお仕事優先仕方ないよねぇ。と、いう。ごめん。アリィをお母さんと重ねているんだね。2021/11/28
しらたえび
7
この本は子供も気に入ったしいい本でした。かわいらしい絵に加え、お届けものに一生懸命のアリィですが、いもむしくんは一緒に遊びたいけど遊べない。友達を大切にすることも大切ということを教えてくれます。5歳2021/09/10