内容説明
兄が死んだ。その知らせに帰ると実家がゴミ屋敷になっていた―。サブカルと家族と鬱。
目次
兄の死
兄の正体
母の問題
家
家計のトラブル
夫の手術
本棚
母の意固地さと次兄
骨董屋
お金の不安にとり憑かれる
介護施設の見学
施設への入居
遺言書
母の死
炎上
2021年2月
保護入院
ルマンド
Twitterの退会
オコエ
著者等紹介
真魚八重子[マナヤエコ]
愛知県生まれ。映写技師を経て映画ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆきらぱ
28
本屋さんで一度パラパラめくって買わずにおいて、その後どうしても読みたくなったがタイトルも作者名も出版社も忘れてたいへん探すのに苦労した一冊。手がかりゼロで2週間くらいあちこちの本屋さん行き探しました。面白くて苦労の甲斐あった。実家の始末って走り回る人(この本の場合作者と甥っ子さん)とヨソゴトみたいな人(次男は海外にいるからか何もせず)と分かれる。疲弊度が違い過ぎる。母親との会話も読んでいてその頑固さに無力感が。この無力な感覚が色々引き起こすのではないかと思う。その後の炎上事件も無力をこちらまで味わった2023/01/11
江藤 はるは
8
心なしでは生きられない。2022/11/08
f the minion
5
ほっとくと夫がジャンクフードばっか食うから困るってとこだけ共感した。炎上についての章を読むとまだ「タイミングが悪かった」だけだと思っていて驚く。タイミングの問題じゃないんだが。2023/04/27
ごま麦茶
4
映画ライターさんのエッセイ。兄の死、母の認知症と死、ゴミ屋敷、ネグレクト、うつ病、SNS炎上、自殺未遂…。読んでいて苦しくなるところも多く、そして相続や親の老後などは他人事ではない気持ちで読みました。身につまされる。映画関係の文章も読んでみたくなりました。2023/05/09
せい
4
まだ若い身内の死、親の介護・看取り、配偶者の病気、ちょっとした油断からのSNSの思わぬ炎上…誰の身にも起こりうることで坂道を転がり落ちるようにどんどん鬱状態になっていく様子、鬱によって視野狭窄に陥り更に追い詰められていく様子が身につまされる。2022/11/02