ヴィレッジブックス 長い酷暑

キャッスル，リチャード【著】〈Ｃａｓｔｌｅ，Ｒｉｃｈａｒｄ〉/入間 眞【訳】

フリュー（2013/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 368p／高さ 16cm
• 商品コード 9784864910347
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

記録的な熱波に襲われたニューヨークで、高級アパートメントの六階からひとりの男が墜落死する。男の名はマシュー・スター。総額数千万ドルの絵画コレクションを所有する不動産業界の大物だ。検死の結果、遺体から特徴的な六角形の指輪の殴打痕が発見され、殺人の疑いが強まる。ＮＹ市警殺人課の女性刑事ニッキー・ヒートは同行取材中の記者ルークとともに捜査を開始。やがて、被害者と齢の離れた若妻それぞれに怪しい過去や愛人の存在が判明し、次々と容疑者が浮かび上がる。二転三転する捜査、果たして犯人は誰なのか…！？ジェイムズ・パタースン絶賛！人気ドラマ発の本格ミステリー第１弾。

著者等紹介

キャッスル，リチャード［キャッスル，リチャード］［Ｃａｓｔｌｅ，Ｒｉｃｈａｒｄ］
高い評価を得た“デリック・ストーム”シリーズをはじめ、数多くのベストセラーを手がける。大学在学中に発表した処女作“Ｉｎ　ａ　Ｈａｉｌ　ｏｆ　Ｂｕｌｌｅｔｓ”は、ノム・デ・プルーム協会の栄えあるトム・ストロー賞をミステリー文芸部門で受賞した。現在、マンハッタン在住

入間眞［イルマシン］
翻訳家・ライター。早稲田大学理工学部卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[メルル]

ドラマにハマりまして、主人公の小説家リチャード・キャッスルが出版しているという小説の名を何気なく検索してみたら本当に出版されていました(笑)　ベケットをモデルにしていると言っていますがもう本人そのものだし、まわりの登場人物も誰だかわかっちゃう。事件の内容だってムフフ…。ベケットはどんな気持ちでこれを読んでいたのかしら。これってドキドキしちゃうでしょ。フェイクのあとがきとか著者紹介とかこのドラマが好きなら楽しくてしょうがない。

2015/09/12

[hydrangea]

ドラマを見ていなくてもそれなりに楽しめそうですが、ドラマを見ていれば、本書のそこかしこでユーモアを感じつつ、情景がすぐに思い浮かぶのではないかと思います。著者紹介の写真にちゃんと「ご本人」が撮影されているなど、ファンならばニヤッとしてしまう箇所が盛り込まれているのもいいですね。次作も出ているようですので早速購入です。それとドラマのシーズン６の日本放送が待ち遠しくなりました。

2015/03/22

[富士山やま]

ドラマをより楽しく、小説をより楽しく、相乗効果が産み出す面白さに、電車を乗り越しました。メインも脇も愉快で魅力的！続きはセカンドシーズンを観終わるまでガマンします。

2015/06/25

[よきかな]

ドラマ「キャッスル」の主役ミステリー作家が書いたという設定の小説。ドラマ内での取材が活かされてる内容になっているので、何度もああこれこれ！と言いたくなった。ルークが何度も子犬のようなと表現されているのを読んで、キャッスルって自分のこと子犬みたいと思ってんのと突っ込んだり、ベケットがあのシーンを読んだ時の反応を思い出してニヤリとしたりと楽しかった。もう一度シーズン1を見ようかな。

2015/04/12

[永田 誠治]

なかなか手に入らなくてやっとゲットした一冊。人気海外ドラマ『キャッスル〜ミステリー作家のNY事件簿』に出てくる劇中作をリアル出版させたもの。著者近影もちゃんと主演俳優のネイサン・フィリオンが役名で写ってる徹底ぶり。内容は特にミステリーとして際立ったものではなく、ドラマの焼き直し的な感じ。もちろん劇中でも、そのドラマで起きたことをモデルに書いたと言ってるしね。脳内キャストはもちろんドラマのメンバー。続いて第2作『裸のヒート』を読むぞ。

2018/10/07