内容説明
市場のから騒ぎに振り回されるな!世界を一変させた「インデックス・ファンドの父」が最後に書き遺した、苦難の歴史と揺るぎなき信念。
目次
第1部 バンガードの物語(一九七四年―予言;一九四五~一九六五年―背景(ブレア、プリンストン、フォーチュン、そしてウェリントン) ほか)
第2部 バンガードのファンド(ウェリントン・ファンド―バンガードの始まりと終わり;インデックス・ファンド ほか)
第3部 投資運用の将来(ファンド業界のミューチュアル化;S&P500インデックス・ファンドに対する批判 ほか)
第4部 思い出(本当に大切なこと―回顧録)
著者等紹介
ボーグル,ジョン・C.[ボーグル,ジョンC.] [Bogle,John Clifton]
1929年3月8日~2019年1月16日。投資信託会社バンガード・グループの創業者兼元会長。1974年にバンガードを設立。76年、世界で初めて個人向けインデックス・ファンドを発売。96年まで会長兼CEO(最高経営責任者)を、その後2000年まで名誉会長を務める
石塚順子[イシズカジュンコ]
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。石塚翻訳事務所代表。ロンドンにてデリバティブ取引に携わった後、帰国。大手投資銀行でのオンサイト翻訳を経て独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
げんげん
3
著者であるボーグル氏は2019年に他界されている為、本作は遺作であり、また自叙伝の様な物になっている。氏は間違いなく「投資の世界で最も偉い人」であると思う。魑魅魍魎が跳梁跋扈する投資の世界で、誰でも確実に平均点を取ることが出来る&コストを最低限に抑えるという事業を徹頭徹尾まさに航路を守って最後まで戦い抜いた超偉人。結果的に今日の米国の発展の一翼を担った人であると思う。真にミーチュアルであるバンガード社の仕組みによって、投資に成功出来ている人はまさに数えきれない筈。氏へは感謝の気持ちしかない。2021/02/12
ロックスターKJ
2
評価:★★★☆☆ 3点 投資本というよりは、回顧録という感じの内容だった。投資に関しては、この「航路を守れ」という言葉を大事にして、これからも続けていきたい。2021/05/17
Orange
2
この人の仕事がなかったら、自分も投資に手を出すことなんてなかったんだろうなあと思うと感慨深い。インデックスファンドが今までよのうなリターンをこれからももたらすかはわからないが、多くのひとに投資への道を拓いたのは偉業だと思う。てか、これ読む限り、この人聖人ですわ。道徳的に優れた金融人。こういう人もいるから、アメリカは深い。2021/03/07
Go Extreme
2
1974年ー予言 1945~1965年ー背景・ブレア、プリンストン、フォーチュン、ウェリントン 1965-1974年ーゴーゴー時代のその余波、バンガードの設立 インデックス・ファンド革命―誕生から優位性確立まで 1974~1981年ー新たな始まり 1981~1991年=将来の成長のための土台作り 1991~1996年ー新たなミューチュアルファンド業界に備えて 1996~2006年ーETFによるインデックス運用革命 2006~2018年ーモメンタムは続く・戦略は構造に従う 思いやりー創業者レガシー 2021/02/27
めぐりん
1
自叙伝。米港市場が分かっていないと理解が出来ない面が多い。2021/07/24
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- 和書
- 蒸気動力の歴史