内容説明
夫の運転がないと生活できません。母との同居継続は無理でしょうか?老老介護、子どももなくこの先が心配です。子どもと母の世話で疲れ果てています。介護拒否があり、薬を飲まなくて困っています。夫の年金で施設の料金を払い続けられるか不安です、など。認知症のある本人、介護家族・経験者、「家族の会」世話人、医療・福祉・介護の専門職などの多職種が悩みにこたえる。「共感」を基本とした複数のこたえと、相談者のその後を52事例で紹介!
目次
1 “つどい”とは(「家族の会」の“つどい”;“つどい”と認知症カフェ)
2 “つどい”は知恵の宝庫(症状・対応;人間関係;相談者の心身;サービス利用について;医療;経済的な悩み)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
貧家ピー
6
認知症の人と家族の会の取組み「つどい」の紹介が主目的の本書。介護の悩みに対して、認知症本人・介護する家族・「つどい」世話人・医師・看護師・ソーシャルワーカー・ ケアマネージャーらがそれぞれの観点から回答をもらっている。これを読むと介護にも1つの正解はないことが実感できる。それだけに色々な観点からのアドバイスは有難いのではないか。2022/08/10
白い雲。。
1
「認知症の人と家族の会」のつどいで、実際にあった事例対応を再現・編集。相談内容に対して立場の違う人のアドバイスがあり、その後の変化を掲載。正解は一つではなく、結果もうまくいかない場合があるのでリアル。情報の共有と感情の共感がとても大切。良い本です。2022/08/24