目次
第1部 調査地の概要と震災被害(浜通りにおけるいわき市の位置づけと震災被害;相双地域における原発事故と寺院)
第2部 いわき市における震災後の宗教教団と宗教者(一僧侶の支援活動と宗教者意識;浄土宗青年僧侶による復興支援とそれを支える力;信仰と災害・復興支援活動;神職たちの支援活動;福音系キリスト教会の支援活動;新宗教教団の支援活動1―天理教・いわき市の事例から;新宗教団の支援活動2―創価学会・福島常磐総県の事例から)
第3部 震災モニュメントと宗教文化(震災モニュメントの現在と今後;いわき市における震災モニュメント等調査報告;福島県浜通り沿岸地域の復興と神社;民俗芸能と新しい祭り)
第4部 住民避難の町から(原発難民と「ふるさと」と寺院―福島浜通りの寺院檀信徒調査より;原発被災寺院と原発難民;高台復興住宅建設と行政・住民・菩提寺;震災からの復興と宗教文化の行方;「忘れられた町」の「四日間」とその後)
著者等紹介
星野英紀[ホシノエイキ]
大正大学名誉教授。専門は宗教社会学・宗教人類学
弓山達也[ユミヤマタツヤ]
東京工業大学教授。専門は宗教社会学・スピリチュアリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K
0
震災3年後のお盆に浪江に行った時、お墓参りにと帰ってこられている方がいて、人の気配があった。お墓にはお供え物があった。第14章のB寺と関係があるような気がする。相馬市に別院を建てたそうなので、ちょっとまた浪江の友人に聞いてみたいと思う。ふるさと福島県の話だし、この分野は専門だし、手法もなじみ深いものだし、dataも読み慣れているはずなのだが、なかなか通読するには時間的余裕がないと感じてしまう。学術書の運命で片付く問題なのか。原発に関する問題が、特殊分野になっていく理由がそこにあるように思う2020/02/10