出版社内容情報
ヘミングウェイの珠玉の短編が柴田元幸の新訳で甦る!
知られざるヘミングウェイの超短編集「in our time」が柴田元幸訳で刊行!
有名作「われらの時代」の短編と短編の間に配置された、戦争や闘牛などの一場面を印象的にスケッチした超短編のみを集めた作品集。
唖然とするほどの潔さに貫かれたその文章。余計な装飾はいっさい加えまい、読点一つでも余分に打つまい、という強い意志が一行一行から感じられる。十九世紀後半、マーク・トウェインによって打ち立てられた、いわば「言文一致」のアメリカ英語が、ここに至ってさらに先鋭化され、書き言葉をいっさい排した書き言葉とも言うべき、緊張感みなぎる文章が生み出されている。(訳者解説より)
担当編集者からのおすすめコメント!
1924年にわずか170部で刊行されたヘミングウェイの短篇集が、柴田元幸さんによって初めて翻訳されました。無駄を削ぎ落としたセンテンス、ひりひりとした緊張感漂う作品の数々…読んでいると居住まいを正される、そんな1冊です。著者の原点、そしてすべてがこの1冊に凝縮されているといっても過言ではありません。
内容説明
作家、ヘミングウェイの原点。珠玉の短編集。
著者等紹介
ヘミングウェイ,アーネスト[ヘミングウェイ,アーネスト][Hemingway,Ernest]
1899年アメリカ合衆国イリノイ州生まれ。地方紙の記者を経て、1918年に赤十字の一員として第一次世界大戦下のヨーロッパに渡るも、北イタリア戦線で重傷を負い1919年に帰国。翌年カナダ紙の記者となり、1921年に特派員として渡仏、1928年までパリに暮らした。帰国後はフロリダ州キーウェストに拠点を置きながら、内戦下のスペイン、ケニア、キューバなどに滞在し、多数の作品を執筆した。1954年にノーベル文学賞受賞。1961年没
柴田元幸[シバタモトユキ]
現代英米文学翻訳者。季刊文芸誌「モンキービジネス」責任編集(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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