ヴィレッジブックス レースリーダー

バリー，ブルノニア【著】〈Ｂａｒｒｙ，Ｂｒｕｎｏｎｉａ〉/池田 真紀子【訳】

フリュー（2009/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 561p／高さ 16cm
• 商品コード 9784863321915
• NDC分類 933
• Cコード C0197

内容説明

レースの編み目を見ると未来が読める不思議な能力を持つ人―それがレースリーダーだ。タウナーの大おばエヴァは、魔女の街セーラムでも有名なレースリーダー。その大おばが失踪との報を受け、タウナーは１５年ぶりに帰郷することに。しばらく故郷に滞在するうち、彼女が失くしたはずの記憶が蘇りはじめる。もっと知りたいのに、それ以上先へ進むのを何かが拒む…。いったいここで過去に何が起こったのか？エヴァ失踪の真相は？各所に潜む細かな伏線。徐々に明かされていく真実。そして待つ衝撃の事実の暴露と、感動のラスト―新人らしからぬストーリーテリングも圧巻な、デビュー・ミステリー。

著者等紹介

バリー，ブルノニア［バリー，ブルノニア］［Ｂａｒｒｙ，Ｂｒｕｎｏｎｉａ］
アメリカ・マサチューセッツで生まれ育つ。グリーン・マウンテン・カレッジとニュー・ハンプシャー大学で文学を学んだあとダブリンに渡り、ジェイムズ・ジョイスの研究をする。帰国後、ニューヨーク大学で脚本の勉強をし、ハリウッドで脚本の下読みの仕事を始める。その後、夫とともにロジック・パズルの開発に成功、財を築く。２００８年、自費出版で刊行した『レースリーダー』が敏腕編集者の目にとまり、２億３千万円（英語圏のみ）で契約。異例の初版１６万部スタートで、大手出版社よりデビュー、たちまちベストセラーとなった。現在はセーラム在住

池田真紀子［イケダマキコ］
１９６６年東京生まれ。上智大学卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しい太]

タイトルは「魔女の街」で有名なセーラムに移住した時に「レースを見つめたらそこにビジョンが見えた」という夢を見た（……）という著者の体験がベースになっているのだが、読み通して思うのは「レースリーダー全然関係ないじゃん」に尽きる。著者がセーラムという町に寄せるミスティックな想いとニューロティックスリラーのコンセプトが大喧嘩していてそれぞれ譲らないままボリュームだけ増大している大変めんどくさい作品。でもスリラー部分だけならちゃんと面白い。

2022/09/05

[takeshi3017]

途中で飽きてしまい挫折本になるのではないかとも思われたが、この本は雰囲気を楽しむものなんだと自分に言い聞かせ我慢して読んだ。以下に詳しい感想があります。 http://takeshi3017.chu.jp/file5/neta21401.html

2014/05/22

[emitaku]

ふう～、読了するのにおそろしく時間がかかってしまった。雰囲気はよいと思うのですが・・・。セーラムってこういう街なのか、というのがいちばん大きな感想。

2011/04/03

[livres]

レースの向こうに何かが見えるというレースリーダー。主人公の母親や大叔母、そして彼女自身にも、リーディングができたり、心の中が読めたりと不思議な力がある。不思議な力は持っているけど、主人公の心の中は壊れてしまっている。最後まで読んだので、物語の結果はわかるが、途中のエピソードのどれが本当だったのか分らなくなってしまった。

2010/02/11

[たん]

★☆☆☆☆　ファンタジー系なのかと思って期待してたのに、精神障害な感じの話だった・・・。しかも、だらだらとわかりにくくて、挫折しそうになった。

2013/04/25