内容説明
祖母の家の31段の階段に秘められた逃れられない運命、形を変え増殖する天井の傷…。日常生活からふと迷い込んで体験する歪んだ恐怖の空間を、驚くほど短いストーリーで描き出した30の超短編ホラー小説。
著者等紹介
田島照久[タジマテルヒサ]
アート・ディレクター、グラフィック・デザイナー、写真家(ジーズデイズ主宰)。1949年福岡県生まれ、多摩美術大学卒。CBS・ソニーデザイン室の勤務を経て、80年よりフリーランスとして仕事を始める。浜田省吾、尾崎豊など日本のロックミュージシャンのパッケージカバーの撮影とアート・ディレクターを長年務める。音楽関係の仕事のほかに、コンピュータを使ったデジタル・デザイン、デジタル・フォトグラフィーに早くから取り組み、多くの著作を出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ボトム
5
一作一作が短いのですらすら読める。怖すぎてゾッとするというよりかは少し怖いや不思議な話が多かった。2018/07/08
陽月
1
十ページ以内で読めるホラー短編集。 挿し絵で不気味さが増しますね。 さらさら読めて面白かったですが『爪切り』の話は想像しただけで怖くなりました。2014/12/01
1045
1
それなりに面白いのと、匿名掲示板の創作ホラーレベルのが混じっていた印象。『祖母の家の階段』『背後のシュプール音』『ファイナル・ディール』がよかった。あと、こうして感想を書くときに目次のタイトルを見てるとすべての話を思い出せるのはいいですね。2014/02/19
てっちゃん
1
おしゃれな怪談という言い方も変だけど、綺麗な映像が浮かんで来る短編集だった。 最後の「左利きのギタリスト」が良かった。2012/09/20