内容説明
いつ来るか、誰にもわからない巨大地震。その時、親子の命を守りたい!ある町の切実な思いから生まれた、絵本というかたちの防災レッスン。
著者等紹介
寺田順三[テラダジュンゾウ]
1961年生まれ。京都造形芸術大学、神戸芸術工科大学講師。阪神・淡路大震災で被災。その経験から、今回の企画に携わる。TIS会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雨巫女。@新潮部
13
《書店》自治会がだした絵本は、初めて読みました。地震がおきたら、起きた時が、わかりやすい。絵本というやり方は、正解です。2012/03/16
遠い日
6
Z会発行ですが、東京都大田区山王地区の自治会が作成した防災絵本です。首都直下型地震への備えの一環として、子どもたちに生き延びる方法を伝える。本気が伝わってきます。防災、今まさに能登半島地震の直後、気持ちが引き締まります。2024/01/13
西澤 隆
4
暮れに長野で大きな地震があったあと、自治会の役員会で「地域防災組織考え直さなきゃな」という話になりました。ある程度予測の付く大雨洪水などと違い突発の災害の場合は職場など他の場所からの招集もかかるから想定していた組織ではなにもできないかもしれない。災害の準備のためにはいろんなことをきちんと考えて、準備しておかなきゃいけない。それがいつ来るかわからないものでも。山王三・四丁目の自治会はいろんな伝え方を考えて、その一つとして絵本なんて手までやらかしてる。この思いを受けて今年はどこかで朝読書で読みたいと思います。2015/01/04
Keystone
3
地震に備え、地域のみんなで助け合う。絵も可愛くて、子どもにも分かりやすい。暗い中、身を寄せ合う動物たちの絵は、神戸や東北の震災で身を寄せ合う人間たちそのままで、ジーンとしました。2012/04/27
かいゆう
1
ありときりぎりすのようなお話でした。大ナマズを地震に例え、そのどれくらいか分からない怖さや、日ごろから備えよう、地域のみんなで助け合おうということを子供に伝えるための絵本です。絵もかわいいので、幼稚園や小学校低学年くらいの子供たちにはとても良い本だと思います。2012/09/01