内容説明
いまや、企業は国家よりも強大な力を持っている。この地球上の問題解決のカギを握るのは、そして人類の運命を握るのは、国家よりもパワフルな企業―ワールドインクだ。そして、それをどう操縦するかは、われわれ個々人にかかっている。トヨタ、ヒューレット・パッカード、ワールプールなどの事例を交えながら、世界中で動き始めた「社会対応」のムーブメントと、この時代を生きる企業・個人の行動指針を描き出す。明快でエキサイティングな全米ベストセラー経済書。
目次
第1部 静かなる革命(ワールドインクの時代―企業の役割が変化する;Sフロンティアをめざせ―「社会対応」とは何か;社会対応型資本主義―経済は根本から進化する)
第2部 変革への視点(トヨタに学ぶ―「持続可能な成長」への戦略;隠れた企業価値を探せ―屋敷の構造を解き明かす;信頼できるリーダーを育てる―10のレッスン)
第3部 ピープルインク―資本主義の未来(ヒューレット・パッカードの世界観―すべては「あなた」次第だ;お金は自分では動かない―投資家が変わる、市場が変わる;われわれの新たな責任―価値の変化にどう向き合うか)
著者等紹介
ピアスキー,ブルース[ピアスキー,ブルース][Piasecki,Bruce]
企業による環境問題への対応について専門性を有する経営コンサルティングファーム、アメリカン・ハザード・コントロール・グループ(AHCグループ)の創設者・会長。エネルギー・環境問題に関して、トヨタ、BP、シェブロン、デュポンなど数多くの有名企業のアドバイザーを務める
東方雅美[トウホウマサミ]
慶應義塾大学法学部卒。バブソン大学経営大学院修士課程修了。大手出版社にて雑誌記者として勤務した後、教育関連企業の出版部門にて、経済・経営書の企画・制作に携わる。現在は独立し、書籍の翻訳、編集、執筆、および企画・コンサルティング等を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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