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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
43
人が口にするものを作ると言うことは、とても意義のあることでもあり、その人の考え方・生き方が滲み出るものだと思う。そこには、人との出会いが、大きな意味を持つ。もちろん、それもその人の生き方次第だと思う。関わる人の思いや、素材の力を信じて活かすことで、素晴らしいものができあがる。これは、いろいろな場にも当てはまること。
活字スキー
29
書店でたまたま素敵な装丁と詩的なタイトルが気になって。著者の塚本さんは千葉生まれで一旦はリクルートに就職するも、趣味のパン屋さん食べ歩きを続けるうちにやがて自分でも美味しいパンを作りたいと一念発起。東京の名店『シニフィアン シニフィエ』の志賀シェフの元で七年間の修行と、自らの直感を頼りにドイツで飛び込み修行を経て、様々な縁に導かれるようにして兵庫県丹波市に通販専門店を開業。物事に対する真摯な情熱がものすごいプロフェッショナルの鑑のような人柄と、どこまでも清々しく軽やかな生き方に脱帽。 2019/02/03
おれんじぺこ♪(15年生)
26
月の満ち欠けに合わせてパンを焼くという通販専門のパン屋さん「ヒヨリブロート」。そのコンセプトとか、パン屋さんができるまで、などが書かれている。5年先まで予約の取れない、とかかれているのはお一人で作られているから1日に焼ける数が限られているからかな、とはおもうけれど。「出会った人で人生ができていく」という言葉が印象的だった。2019/10/21
あや
20
月齢0から20の間はパンを作り、月齢21から28の間は食材を探して旅をする。パンの販売は通信販売限定で、1日14箱を出荷するのが限度。お客さまの中には5年待ちの方もいる。それでパン屋として成り立つの?という疑問を感じながら読み始めました。塚本さんの「廃棄されるパンのないパン屋」「生産者の顔が見える、旬の材料を入れたパン作り」「生産者へは対価をきちんと支払う」といったコンセプトが、形になり、ビジネスとして成り立っているところに、彼女の行動力や熱意が感じられ、私も何か始めようとエネルギーをもらえる本でした。2018/08/26
K1
12
素直でまっすぐだなぁー人との出会いの中で受けたアドバイスやいろいろな情報を自分なりに取り込んで、わくわくするほうへ進んできた結果が「今」なのでしょうね。2022/04/07