目次
1 時計じかけのオレンジ
2 ACミランのルネッサンス
3 バグンサ・オルガニザータ
4 天才ヨハン・クライフの挑戦
5 アルゼンチンとマラドーナ
6 ジダンとアヤックスの時代
7 ギャラクティコ
8 モウリーニョの4‐3‐3
9 ハードワークの現代
10 トータルフットボールの起源
著者等紹介
西部謙司[ニシベケンジ]
1962年9月27日、東京生まれ。少年期を台東区入谷というサッカー不毛の地で過ごすが、小学校6年時にテレビでベッケンバウアーを見て感化される。以来、サッカー一筋。早稲田大学教育学部を卒業し、商事会社に就職するも3年で退社。サッカー専門誌の編集記者となる。95~98年までフランスのパリに在住し、欧州サッカーを堪能。現在はフリーランスのサッカージャーナリストとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
42
やはり戦術には必ずクライフ、ミケルスコンビが登場する。またマイティアヤックスも面白い。この本では、ドイツのサッカーはあまり語られていない。個人的にはアルゼンチン大会のルーケにも触れて欲しかった。1番をつけていたアルディレスが懐かしい。世界のサッカーをテレビで見られたのは、ダイヤモンドサッカーだけで当時のプレミアリーグが大男の身体のぶつかり合いだった理由が少しわかった。モウリーニョ時代のマケレレの守備力は10m程度の横パスでは振り切れず、二人分の働きをする驚異の選手だ。ファンタジスタはもう輝けないのか!2017/02/07
文章で飯を食う
9
新しい戦術のアドバンテージが失われた時は、また、個人の能力に戻る。2016/10/16
やまねっと
8
トータルフットボールの系譜とともに歴史と各年代のフォーメーションを知れて勉強になった。隠してサッカーにとってフォーメーションは重要なのである。 74年のオランダ代表のトータルフットボールは最強といわれたが、W杯で敗れている。不思議なことだが、最強は最強であっても勝たないと意味がない。その時々によってトレンドというものがあるのがサッカーなのだ。 トータルフットボールで最強になって欲しいのは誰もが望むことだ。2020/07/29
vinlandmbit
5
ずっと気になりつつも深掘りできてなかったサッカーフォーメーションに関する一冊。トータルフットボールをテーマにトータルフットボールの起源からアヤックス、ミラン、はたまた歴代各国代表チームらのフォーメーションから現代のバルサ、レアルのフォーメーション遷移などについても記されており一冊でかなりの満足を得られた。続編の戦略クロニクル2、クロニクルバルサも継続して読みたい。2014/07/13
たー
5
「トータルフットボール」をキーワードにサッカーの戦術の移り変わりを分り易く解説。サッカー好きにはお薦めです。2009/12/13