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京都見廻組 秘録―龍馬を斬った幕府治安部隊

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862487872
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0221

内容説明

新選組のライバルとして見られがちな京都見廻組は、坂本龍馬・中岡慎太郎を暗殺した「近江屋事件」に関与したといわれる。だが、その具体的な実行犯の特定は困難とされていた。見廻組は浪人部隊の新選組と違い、旗本が率いる御家人部隊であった。龍馬・慎太郎を殺害した実行犯は、本書によって、見廻組の指揮官・佐々木只三郎と隊士・世良敏郎ら四人と確定された。

目次

第1章 京都見廻組の誕生(京都見廻役の任命;隊士の募集 ほか)
第2章 好敵手・新選組との関係は?(九条河原出陣;禁門の変 ほか)
第3章 京都見廻組の事件簿(佐々木六角源氏太夫捕縛事件;西原邦之助殺害事件 ほか)
第4章 近江屋事件と佐々木只三郎(坂本龍馬殺害事件;現場遺留品の謎 ほか)
第5章 “義なる戦い”の終焉(王政復古;鳥羽伏見戦 ほか)

著者等紹介

菊地明[キクチアキラ]
1951年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。幕末史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

誰かのプリン

11
第4章【近江屋事件と佐々木只三郎】は興味深く読了しました。2018/12/21

4
個人的に一番の収穫は、何度か変更されたという新撰組や見廻組など各組の見廻りエリアと順路が地図にて示されていたこと。そして、組長佐々木只三郎の最後に言及していること。近江屋襲撃犯については、他の龍馬関連の書籍と合わせて読むと面白いかも。

あずま

3
演習のために読了。史料が現代語訳されていて読みやすかったことと、見廻組・新撰組・歩兵隊等の巡回ルートの地図があったのが嬉しいです。見廻組について読んだのは初めてなので人物名がわからないのでこれから調べます…2013/10/03

2
「坂本龍馬を暗殺した」ことで有名といおうか、そのことでしか知られていない京都見廻組の解説本。断片的な史料を辿ることで浮かび上がる京都見廻組の実態。以前に黒鉄ヒロシ先生の本を読んだ時も感じたのですが、記録が細切れ過ぎて、どうしても物足らなさがつきまとうのが残念。あらためて新選組が異例に伝記作者に恵まれていたことを思い知らされます。最大の収穫は佐々木只三郎のキャリア。途中参加で準幹部採用だった彼が、いかにして実質的な指導者に成り上がったのか。ここのところの事情がハッキリしてスッキリであります。星4つ。2017/05/26

kino

2
見廻組、佐々木只三郎面白い!何より引用される史料が現代訳で読みやすいのが嬉しい。2012/08/16

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