歴史新書y<br> 戦国関東の覇権戦争―北条氏VS関東管領・上杉氏55年の戦い

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歴史新書y
戦国関東の覇権戦争―北条氏VS関東管領・上杉氏55年の戦い

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862487643
  • NDC分類 213
  • Cコード C0221

内容説明

戦国時代の始まりも終わりも、実は関東の動向が基準になっていた。その歴史の中心にしたのが関東管領家上杉氏と北条氏だった。両氏の抗争史に戦国時代の本質が隠されている。

目次

プロローグ 「日本の副将軍」対「関東の副将軍」―北条氏への改称と関東管領家の誇り
第1章 北条氏綱と両上杉氏の抗争
第2章 北条氏康と両上杉氏の滅亡・没落
第3章 上杉謙信はなぜ関東に襲来したのか?
第4章 「国衆」が左右する関東戦国史
第5章 国衆を困惑させた「越相同盟」
第6章 信玄の猛攻と北条氏の危機
第7章 北関東の攻防戦と謙信の死
エピローグ 消滅した「関東の副将軍」―新たな抗争の枠組みへ

著者等紹介

黒田基樹[クロダモトキ]
1965年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、駒澤大学大学院人文科学研究科博士後期課程修了。博士(日本史学、駒澤大学)。現在、駿河台大学法学部准教授。北条氏、武田氏を中心に戦国時代の政治・経済史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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feodor

6
いわゆる関東三国志を丹念に説明したものになっている。伊勢氏=北条氏とという近畿から来た新勢力と古河公方家・山内上杉家・扇谷上杉家などの旧来の関東秩序勢力との闘争の中で示してくれる。それだけでなく、信長の戦いでイメージされる近畿圏の戦国時代の進展とはまた違った「国衆」勢力の帰属による関東の勢力争いの図式というものも説明される。盟主的存在の大名と、在地勢力の国衆とはあくまでも家臣団にくみこまれない形で存続し続けた関東地方という中での動きが、興味深かった。2011/08/04

珈琲好き

4
関東情勢は複雑怪奇なり。もっと知りたいな、北条にゃんのこと。2016/12/06

たくのみ

3
「クレしんアッパレ戦国」「のぼうの城」の背景にあった上杉と北条、武田の覇権争い。国衆の一つ、「のぼう」の前城主が謙信とこんな遺恨があったのか。さらに里見氏の独自戦略の妙。関東の戦国時代に興味あれば面白く読める。2012/11/24

ma3

3
戦国大名において国衆の存在がどれだけ重要かがわかる点において良かったと思う。ただし、国衆の位置付けがどのようなものかという点で、もっと他国(越後や甲斐・信濃)との違いや共通点を見せてほしかった。2011/07/04

兵衛介

3
最新の研究成果を盛りこんで書かれているが、複雑過ぎて頭に入りきらない。関東戦国史についてある程度知識がある人向け。上杉謙信の関東侵攻には「口減らし」「略奪」が目的の一つだったという藤木説を踏襲しているのは論議の別れるところか。2011/06/24

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