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日本人が知らないウィキリークス

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862486936
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0230

内容説明

アフガニスタン紛争やイラク戦争を巡る米軍などの機密情報、25万点を超えるアメリカ外交公電の公開、予告される米大手銀行の不正暴露、そして次には…?告発者の匿名性を守る高度な情報技術と世界的なネットワークを駆使、マスメディアとも連携して国家や企業の機密情報をこれまでにない規模で次々に暴くウィキリークス。毀誉褒貶の激しい「ウィキリークス」の真の姿とは?新しいリークの時代を読み解く。

目次

第1章 ウィキリークスとは何か―加速するリーク社会化
第2章 ウィキリークス時代のジャーナリズム
第3章 「ウィキリークス以後」のメディアの10年に向けて
第4章 ウィキリークスを支えた技術と思想
第5章 米公電暴露の衝撃と外交
第6章 「正義はなされよ、世界は滅びよ」―ウィキリークスにとって「公益」とは何か
第7章 主権の溶解の時代に―ウィキリークスは革命か?

著者等紹介

小林恭子[コバヤシギンコ]
1958年生まれ。在英ジャーナリスト。ブログ「英国メディア・ウォッチ」運営

白井聡[シライサトシ]
1977年生まれ。多摩美術大学・高崎経済大学・早稲田大学非常勤講師。専攻は政治学・政治哲学

塚越健司[ツカゴシケンジ]
1984年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍中。専門は社会哲学、政治社会学

津田大介[ツダダイスケ]
1973年生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース非常勤講師

八田真行[ハッタマサユキ]
1979年東京都生まれ。経営学者兼ハッカー見習い。駿河台大学経済学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テキィ

11
時代の節目とはこういうことをいうんだなぁ。国家(NATION)の概念自体、かりそめのものだったんだなと改めて思う。「想像の共同体」とは良く言ったものである。2011/03/23

takeapple

8
ウィキリークスって日本ではあまり話題になっていないようだったので読んでみた。すごさがわかるだけではなく、今まで盤石だと思っていたものが、がらがらと崩れていく感じ。どうなるんだろう。2011/03/12

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

7
2011年著。7人によるウィキリークス論集。既に大分古くなっているが、ウィキリークス創設の経緯やアサンジ氏について知ることが出来る一冊。またジャーナリズムの成り立ち、ウィキリークス時代のジャーナリズム、現代リーク史、ウィキリークスを支える技術と思想、民主主義国家と密約、アメリカ公電暴露と外交、溶解する国家の主権といった論点は面白い。 個人的に知りえた(要するに大変狭い)範囲では、日本におけるウィキリークスへの関心は大変低かった。この10年間でほぼニュースを聞かなかった。→続く2021/09/29

shigoro

4
1年前ぐらいから良く聞くようになったが、結構前からあるのね。安全にリーク出来ることには良いことだが、リークの内容次第で、善とも悪ともなってしまう。主権は国民ゆえに機密を知る権利があるみたいな話だが、日本だと国があっての国民みたいな逆な発想が根付いているから受け入れがたい部分もあるかな。ともかく出来てしまったシステムはもう戻らないので、それを如何にうまく利用していくかだな。 2011/07/01

Rollin'

4
Wikileaksの歴史や意義についての基本的な情報を得るには良い本だ。ただ、社会的問題としてのWikileaksに関してはそれぞれの著者の間に相違がある。その中で最も興味深い論考はウィキリークスとボルシェヴィキの共通点に着目した白井聡であると思う。2011/03/09

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