MC新書
格闘する理性―ヘーゲル・ニーチェ・キルケゴール

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862482488
  • NDC分類 133
  • Cコード C0210

内容説明

19世紀の三大哲学者の言説を通じて「近代とは何か」を問い直す記念碑的労作!「ヨーロッパ19世紀をどう見るか」(新稿)―1987年の本書オリジナル版刊行後、21年ぶりの新稿を収録。

目次

格闘する理性―ヘーゲル『精神現象学』を読む(悲劇の弁証法;クレオンとアンティゴネー;歴史における断絶と連続;キリスト教徒の対決;イエスの生と死;理性の格闘)
反近代はいかにして可能か―ニーチェを読む(悪意の由来;アポロン対ディオニソス;反近代・反歴史;デカダンスへの目;道徳の奴隷性;美における救済)
単独者の内面と外界―キルケゴール『死に至る病』(単独者;絶望;死;信仰;書くこと)

著者等紹介

長谷川宏[ハセガワヒロシ]
1940年島根県生まれ。哲学者。東京大学文学部哲学科博士課程単位取得退学。1970年、大学の研究室を離れ赤門塾を開き、小・中学生に勉強を教えながら、哲学研究に従事している。「ヘーゲル翻訳革命」と評される斬新な翻訳に取り組み、1998年ドイツ政府よりレッシング翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

7
キルケゴールの『死に至る病』についての解説は半分くらい分かり、半分くらい分からず、大学生の頃、ハイデガーの『存在と時間』に触れた時の戸惑いを思い出した。『存在と時間』についてはさっぱり分からなかったわけだが、10年ほど経ちすこしは読めるようになった。キルケゴールもそうなるだろうか?大いに疑問ではある。2015/09/05

no_hi

0
適度に難解だが、話の筋はわかりやすい。普段使わない語彙を著者がよく使うせいもある。漢字の勉強をした。ニーチェについては最近の解釈ではない気がしたが、逆に以前の解釈が新鮮に感じた。2014/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/538549
  • ご注意事項