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外国人投資家

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  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784862481061
  • NDC分類 338.15
  • Cコード C0233

内容説明

投信や年金基金からヘッジファンド、プライベートエクイティ(買収ファンド)まで様々な業態を持つのが外国人投資家だ。日本の株式市場で最大シェアを持ち、その売買が株価を上下させるため、常に注目を集める外国人投資家は、日本株を、日本企業の将来性をどうみているのか?また、株式の外国人保有比率が一定の割合を越す企業では、株主総会で議案の承認を受ける際に、彼らの支持が必要になる。個人投資家も企業経営者も、彼らの存在を無視して意思決定を行うことは不可能だ。日本の企業や株式市場にさらなるグローバル化を求める外国人投資家、そのダイナミズムに迫る。

目次

第1章 そもそも外国人投資家とは誰なのか
第2章 日本市場において外国人投資家の存在感はなぜ高まっているのか
第3章 外国人投資家が買わないと上がらない日本株の仕組み
第4章 外国人投資家に買われる株・売られる株
第5章 外国人投資家は日本の政治・経済をいかに読み解いているか
第6章 外国人投資家は日本企業に何を要求するのか
付章 大手外国人投資家の紹介

著者等紹介

菊地正俊[キクチマサトシ]
メリルリンチ日本証券チーフ株式ストラテジスト、マネージングディレクター。1986年に東京大学農学部卒業後、大和証券入社。本店第二営業部、大和総研経済調査部、大和総研ヨーロッパ、投資調査部などを経て、2000年より現職。1991年に米国コーネル大学よりMBA(経営学修士)取得。日本証券アナリスト協会検定会員、CFA協会認定証券アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芸術家くーまん843

1
「外国人投資家」菊地 正俊、洋泉社2007年の本ですので、やや古い感がしますが、外国人投資家というものを学ぶ一冊です。外国人投資家というハゲタカと言われますが、ふつうに利益を求める合理的な投資家と感じました。外国人であれ、日本人であれ、投資におけるリスクは同じなのです。・3市場の売買シェアでは約半分を外国人投資家が占め、2位の個人投資家は3〜4割程度です。2005年末に・・(p69)外国人投資家の特徴は、日本人よりも逆張りが多いということ。つまり、ある程度のリスクを負っても大きなリターンを目指す人が多いと2013/04/19

Humbaba

1
自国に投資をする場合,それぞれの企業に関する印象というのはしっかりと持つことができるし,情報の入手も容易である.一方で,他国の情報というのはなかなか入ってこず,考慮が困難となる.そのため,外国人投資家の動きというものに対しては十分な注意が必要になる.2012/03/16

Humbaba

1
外国人投資家,と一言にグルーピングされることが多いが,実際にはそれぞれの投資団体ごとに性格は異なっている.それらに迎合する必要はないが,ある程度以上の力を持っていることは事実なので,対処は考えておく必要があるだろう.2011/02/19

Naota_t

0
自社のことを思いながら本書を読んでいると結構面白いかもしれない。 外国人投資家の価値観・投資基準・運用手法など日本とは性向が随分違う。 財務体質の優れている一般消費者には知られていない優良企業もたくさん具体例を挙げられているので、就活生なんかにもお勧めかもしれない。 あと、1月頭にアベノミクスで日経平均株価が10,900円を越した日があったけれど、正直自分には9カ月、1年後に景気が回復する実感がない。 この上昇って外国人投資家の影響が大きいのかな、と今になって思う。 2013/01/26

hirobirotaka

0
一つ前に読んだ本の前作。こちらを先に読めばよかった。発行が2007年なので、やや古く感じる部分もあるが、普遍的な外国人投資家の心理を記していて、参考になる。2012/07/30

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