内容説明
映画やドラマ、特定の企業や商品と提携して作られた歌―タイアップソング。日本の戦後歌謡史は映画、ラジオ、CM、テレビドラマなどと結びついたタイアップソングの歴史でもあった。コカコーラのCMソング、レナウンの「ワンサカ娘」、資生堂のイメージソング、JAL、ANAの沖縄観光キャンペーンソング、そして、テレビのトレンディドラマの主題歌など―ポピュラーミュージックはさまざまな媒体と手を組んで数々の名曲、ヒット曲を世に送り込んできた。九〇年代には年間ヒットチャートの九割をタイアップソングが占めるまでに隆盛した、あの懐かしの歴史をいま振り返る。
目次
新しい歌謡史研究の試み
戦前と戦後初期のタイアップソング
テレビの音楽バラエティ番組は何を変えたのか
テレビCMの成長期とタイアップソング
大イベントを支えたタイアップソング
台頭する新しいタイアップソングたち
CMソングからイメージソングへ
イメージソングと『ザ・ベストテン』の八〇年代
TVドラマとタイアップソングの時代
ビーイングとタイアップの時代へ
Jポップの全盛期時代
ポスト・タイアップ時代
タイアップ賛否両論
著者等紹介
速水健朗[ハヤミズケンロウ]
1973年生まれ。石川県出身。フリーランス編集者/ライター。コンピュータ誌の編集を経てフリーに。現在はコンピュータ関連以外に、音楽を中心としたサブカルチャー全般、広告などの分野で執筆活動を展開中。CMソング、イメージソングを中心とした歌謡曲のレコード収集、研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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富士さん
bpm95
うりぼう
サカモトマコト(きょろちゃん)
インテリ金ちゃん