食の哲学―「食べること」に潜む深い意味

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食の哲学―「食べること」に潜む深い意味

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784862382504
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

内容説明

人は食べたものでできている。プラトン、アリストテレスからカントに至るまで、哲学者たちは身体に対する精神の優位性を説き、身体に関わる「食」という「下等な概念」について論じることはほとんどなかった。だが、果たして「食」は下等な概念なのか?気鋭の哲学者が食材と料理そして味に関する哲学的考察を通して、読者を豊かで思いがけない知的冒険の旅へと誘うとともに、「食」に潜在する深い意味と意義に迫る独創的論考。

目次

第1章 好みの問題
第2章 食の快楽
第3章 思想としてのスローフード
第4章 偽装と真正
第5章 フードポルノの誘惑
第6章 料理の哲学

著者等紹介

ウォース,サラ・E.[ウォース,サラE.] [Worth,Sarah E.]
アメリカの哲学者。ファーマン大学哲学教授。1992年にファーマン大学で音楽と哲学の学士、その後1994年にルイビル大学で哲学の修士、1997年にニューヨーク州立大学で哲学のPh.D.の学位を得る。アレゲニー・カレッジ、マイアミ大学で教鞭をとった後、1999年からファーマン大学で哲学を教え、2011年から現職。専門は、美学、文学及び物語の哲学、食の哲学。環境倫理学、心の哲学、感情の哲学、持続可能性及び消費の倫理学、古代哲学などにも詳しい。ミシガン州アナーバー出身。同じ大学で教える夫と二人の息子がいる

永瀬聡子[ナガセサトコ]
英語翻訳者。東京大学文学部心理学科卒業。行政機関勤務等を経て翻訳者になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キヨとも

2
食に関して改めて考え直すキッカケを与えてくれる本でした。 個人的には、スローフードの所が一番心に残りました。これから地元の野菜や季節の旬を気にして食べる物を選択しようと思いました。いつでも遠い国の物でも食べれる時代なのだと思い知らされました。工場で大量に同じ規格の同じ味に慣れてしまっている事などに少し危機感を感じました。 ただ食べるだけではなく、この食べ物はどこの産地でどんな生産方法でつくられているのか?どんな歴史があるのかを調べて食べるのも食を楽しむ為にも重要だと思いました。2022/07/31

Go Extreme

2
好みの問題: 味と好み 趣味論 趣味と道徳 悪趣味について ワインの味 食の快楽: 快楽の哲学 快楽の身体性と精神性、情緒性 食と信仰 動物と人間を分けるもの 美的健全性 ショコラとチョコレート 思想としてのスローフード: 食のイデオロギー スローフード テロワール 偽装と真正: 真実とウソとオリーブオイル 味覚を育てる 趣味のパラドックス 食べ物を知る 食品の偽装 フードポルノの誘惑: 食とポルノ、食と女性 食べ物と芸術 哲学者、写真、映画 料理の哲学: 知識と料理 ルールを破る 認識論としての料理2022/07/17

AKI

1
食べ物やワインの良さがわかるようになるには、様々な土地の様々な食べ物を味わった経験が必要。食べたものをどう感じたかを自覚しなければ、好みは慣れ親しんだものから広がらない。食べたことのないものを食べてみるからこそ、味の経験を広げることができる。 私たちは健康のために食べて飲んでいるはずだが、そこには危険な類の快楽があり、いつの間にか健康より快楽が優先される。 同じ材料の決まりきった食事ばかりしていると、変化に富んだ食事から得られるような楽しみは味わえない。2022/12/14

KJ

0
哲学のアプローチで、軽視されがちな食を重要概念に引き上げ、女性活躍等にも触れつつ食文化の保全まで持って行こうとする情熱がアツい/美学に加えて環境学や古代哲学もカバーする内容で、引き出しが多くて面白い/食べることは外界と繋がること、料理は探究という主張も納得感/味の箱舟プロジェクトやフードポルノの両義性など、考えさせられる内容も多い

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