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内容説明
軽はずみな結婚に走る若者への戒め。マキアヴェッリのごとく現実を冷厳に見据えるルネサンス・ヒューマニストの女性論。
目次
妻を持つべきか持たざるべきかについて、この論題を解き明かすのは何とも厄介なことである
人類の保存のためには、結婚は必ずしも必要不可欠ではなく、また人口を殖やすのに役立つものでもない
国家を維持していく上で結婚は必要であろうか、今後の論議の展開について
よき友を選び、友情を保つ難しさ
結婚生活という名の、一人の女性との永続的な交友関係は保ちがたいもの。だが、二度と解消ができない結婚の絆を、男はいかに軽々しく結ぶことか
一人の同じ女性と生活習慣を共にするのがどれほど辛いことか
立派な家柄の妻が見せる高慢ちきで厚かましい自惚れ
美女といえども、妻となればたちまち煩わしい
女性の美しさは、いかに長く続かず速やかに衰えゆくか
妻は夫にむやみに反感を抱くもの。女たちの強情な性質について〔ほか〕
著者等紹介
池田廉[イケダキヨシ]
1928年、東京都東日本橋生まれ。京都大学文学部に学び、京都市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。