写真ノ中ノ空

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 109p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861930690
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0093

出版社内容情報

谷川俊太郎さんの(書き下ろしが24篇含まれた)詩と荒木経惟さんの「センチメンタルな旅・冬の旅」の頃に撮影した空のモノクロ&カラー写真とのコラボ。

見上げなくても空はあなたの指先から始まっている
あなたの想像力さえ超えて 限りなく
──谷川俊太郎

陽子が逝って空ばかり写していた。
静かな夕焼けを写しながら陽子を想った
──あとがきより 荒木経惟

空を見上げることが少なくなった現代人に、二人の天才が贈る──圧倒的な言葉の力、写真の力、心を揺さぶる感動の写真詩集。

内容説明

2人の天才の「空」。心が静かに研ぎ澄まされる感動の写真詩集。「空の青さを」など名作の詩の数々と本書のための書き下ろし24篇。

著者等紹介

谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳で処女詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以降現在まで数多くの詩集、絵本、童話、戯曲、エッセイ、翻訳書があり、脚本、作詞、ビデオなども手がける。近年は、朗読コンサートなど言葉と音楽による舞台でも活躍。1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1983年詩集『日々の地図』で読売文学賞、1985年詩集『よしなうた』で現代詩花椿賞、2006年詩集『シャガールと木の葉』ほかで毎日芸術賞を受賞。様々な言語で多くの詩集が翻訳され、海外でも高い評価とたくさんの読者をもつ

荒木経惟[アラキノブヨシ]
1940年東京三ノ輪生まれ。写真家。1963年より電通に9年間勤務。『さっちん』で第1回太陽賞受賞。1971年、妻との新婚旅行を写した私家版『センチメンタルな旅』で写真家デビュー。海外での展覧会も多く高い評価と人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりくに

44
「総合的・俯瞰的」な観点というのはぶっちゃけた話、説明不能な「無恥」で「無智」な知性(?)による判断ということだろうが、私は「サメの頭」ほどの僅かな「知性」で誠実にこのレビューを書く。(「知性」溢れる読メの皆様に、このような「反知性」的書き出しをご覧頂くのを、どこぞの企業のように、「形だけ」深くお詫びいたします。)と言うわけで、この本は谷川俊太郎さんの「空」の詩と、アラーキーこと荒木経惟さんの「空」の写真のコラボ。多くは詩と写真が対になっているが、詩と「空(から)」もあるし、写真と「空(から)」もある。⇒2020/10/08

Mishima

37
才能あふれる、ふたりのコラボレーション。アラーキーこと写真家、荒木経惟と詩人、谷川俊太郎。ほどよく隙間を配置した、心地よい距離感の写真集。いずれか一方だけのファンが眺めてもいいように配慮したのかな、というくらいに不思議な分断を感じたりもする。ふたりの後書きが書中で一番印象的だった。読んだ後、モノトーンの空の写真をみていたるうちに、空は変わらないんだな、地上でどんなことが起こってもな、と感慨にふけっていた。2017/04/29

雨巫女。@新潮部

7
《私‐図書館》モノクロの空は、重く。寂しい。写真が先か、詩が先か?2011/12/01

kuma suke

4
『空は詩を産む 誰も気づかぬうちに』2013/03/13

保山ひャン

3
谷川俊太郎の詩と、荒木経惟の空の写真が、ほぼ対等のページでコラボレーションした1冊。写真は特殊な加工を施したものもあり、詩は『六十二のソネット』などの旧作からもチョイスされている。本を縦に開いていく体裁は、時間の流れを象徴しているように思えた。2014/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/525496
  • ご注意事項