内容説明
4つのふしぎで仏像の世界をごあんない。
目次
第1章 仏像の世界へようこそ(仏像は大きくわけて4種類;如来について ほか)
第2章 仏像にまつわるふしぎなはなし(まわりも気づかう仏さまのはなし;仏像の元祖!?のはなし ほか)
第3章 ふだんは見られないひみつの仏像(善光寺阿弥陀三尊;法隆寺救世観音 ほか)
第4章 すごいカタチをした仏像がある(ずらりとならんで出迎えてくれる仏像;とてつもない長い時間考え抜いた仏像 ほか)
著者等紹介
瓜生中[ウリュウナカ]
1954年、東京に生まれる。早稲田大学大学院修了(東洋哲学専攻)。仏教・インド思想関係の研究、執筆活動を行い、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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rosetta
25
手頃な仏像鑑賞入門。仏教についての解説ではなく、仏の階層(如来、菩薩、明王、天)や印を結んだ指の形(禅定印、説法印、施無畏印、与願印、降魔印)、三尊の構成(釈迦には文珠と普賢、阿弥陀には観音、勢至、薬師には日光、月光、また文珠に善財童子ほか四人)など、実際に仏像を前にした時に役立つ知識。四天王(多聞天、持国天、広目天、増長天)のうちで多聞天だけを単独で祀ると毘沙門天と呼ばれるとは恥ずかしながら初めて知った。写真も多くて分かりやすい2022/10/12
はな
25
写真とイラストでわかりやすく仏像の違いが分かります。ランクがある事とかは知っていましたが、詳しいことは知らなかったです。手の形や光背の違いとかわかりやすかった。随分前に拝見した阿修羅像をまた見に伺いたいなと思いました。2021/01/09
かわのふゆき
2
仏像ブームらしいので読んでみた。知らなかったことばかりだったけど、初心者向けで分かりやすい。2009/10/10
Tomoko
1
解説付の写真集みたいでした。解説が分かり易くて面白い。仏像にはランクがあって、如来、菩薩、明王、天の順序であること。顔の真ん中にあるホクロのようなものは「眉間白毫相」といって、眉間の上に小さな穴があって、その中に白く長い毛が右巻きに納まっていること。なるほど、そうだったのか…2013/04/02