ごみ収集という仕事―清掃車に乗って考えた地方自治

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ごみ収集という仕事―清掃車に乗って考えた地方自治

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784861871504
  • NDC分類 518.52
  • Cコード C1031

出版社内容情報

1年近く清掃現場で収集を体験した研究者が、仕事の奥深さ、日があたらない場所で真摯に働く職員の姿、地方自治のあり方を論じる若手研究者が新宿区内で9カ月間にわたって、ごみの収集を中心に清掃指導や環境学習などを体験。

それに基づいて、過酷な清掃という仕事の奥深さ、日があたらない場所で真摯に働く職員の姿、歌舞伎町や新宿二丁目のごみ事情、民間委託の問題点、そして本来の地方自治のあり方について論じる。

第1章 初めてのごみ収集

 1 梅雨空のもとでの収集作業

 2 新宿区の清掃行政



第2章 研究者が体験した収集現場

 1 過酷な炎天下)

 2 新たな発見と年始の惨状

 3 軽小型車の機動的収集

 4 不燃ごみと破袋選別

 5 ごみから見える新宿二丁目

 6 さまざまな現場と向き合う



第3章 多様な仕事

 1 収集を支える

 2 歌舞伎町での奮闘

 3 女性の活躍と運転手

 4 ふれあい指導

 5 環境学習 

 6 巡回で見えてくること

 7 檜舞台の裏で



第4章 委託の現場

 1 委託の仕組み

 2 雇上・車付雇上の声

 3 委託化の問題点

 

第5章 清掃行政の展望

 1 自治体の行政改革

 2 清掃職員が創造している価値

 3 これからの清掃事業

藤井 誠一郎[フジイ セイイチロウ]
著・文・その他

内容説明

若手研究者が新宿区内で9カ月にわたってごみ収集を体験。清掃という仕事の奥深さ、日があたらない場所で真摯に働く職員の姿、歌舞伎町や新宿二丁目のごみ事情、民間委託の問題点、そして本来の地方自治のあり方について論じる。

目次

プロローグ 現場主義を貫く
第1章 初めてのごみ収集
第2章 研究者が体験した収集現場
第3章 多様な仕事
第4章 委託の現場
第5章 清掃行政の展望

著者等紹介

藤井誠一郎[フジイセイイチロウ]
1970年生まれ。同志社大学大学院総合政策科学研究科博士後期課程修了。博士(政策科学)。行政管理研究センター客員研究員、同志社大学総合政策科学研究科嘱託講師、大東文化大学法学部政治学科専任講師、立教大学コミュニティ福祉学部兼任講師などを歴任。大東文化大学法学部政治学科准教授。専門は地方自治、行政学、行政苦情救済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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どんぐり

80
「東京のごみはどのように収集されているのか」という問いから、地方自治を専門とする大学の研究者が9か月間にわたって新宿区の清掃現場を体験(参与観察)し、清掃行政の現状、清掃職員と民間清掃会社への業務委託問題、ルール破りのごみと収集作業のトラブル、環境学習の取り組みなどを報告している。かつて東京の人口1200万の糞尿の行方や新幹線のごみを追った山根一眞の『ドキュメント 東京のそうじ』という本があったが、ジャーナリストのルポとは異なり、研究者の文章は報告書の体裁で面白さに欠けるのが難点。それでもごみ収集という仕2018/11/19

けんとまん1007

62
ゴミ収集という言葉から、私たちは何を想像するだろうか。分別するというのは一般化しているようで、その実態は様々というのが、よくわかる。市町村によっても違うというのがある。そんな中、実をもって体感し、論理的な視点も踏まえながらの展開は、納得感が強い。どんどん進んでいる民間への委託化が、両面を持っているという事実と環境もわかる。その中で失われつつあるのが、眼に見えない価値というもの。なんでもかんでもデジタルに置き換える、判断してしまうことの危うさがある。何と言っても、一人一人のこころがけが大切だと再認識。2020/11/29

ジュール リブレ

42
新宿の町を例に、ゴミから見る社会を、文字通り体験しながら書き綴った力作。このくらいならいいか、と出してたゴミが、いかに迷惑を掛けてたか、それが税金に跳ね返ってくるのか、読んでいくうちに見えてくる。一人一人の少しの努力と歩み寄りで、社会は良くも悪くも変わりそう。一つ努力、してみましょう。2019/10/22

たぬきごんべい

32
大学の研究者がゴミ収集を実体験したルポ。先生だけに内容は堅いが、過酷なごみ収集の仕事の一端が判った。誰もがお世話になり、感謝しなくてはいけない収集者の地位は低い。 ほぼ無いはずのゴミの取り残しクレーム。収集時間を守らなかったり、ゴミ出しルールを守らないヤカラがいるのには憤慨してしまう。身体をはって匂いや暑さ寒さ危険にも対応してる収集者は尊敬します。★4.02019/04/08

魚京童!

26
これこそドローンでいいよね。自動運転とか。投げ込めばいい。力技で燃やすとかさ。ってかゴミが出るのが問題だよね。囚人みたいに閉じ込めておけば、そんなことはない。難しいよね。自由って。好き放題やるけど、そのためにはお金でゴミ収集する人がいる。オレはカネを払ってるんだっていう視点に繋がる。自然に帰らないものを出すのが問題だし、それを作ってしまえる人間の技術が素晴らしいのかもしれない。2019/06/03

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