内容説明
本著の主たる概念は「開発的生徒指導論」であり、これを学校マネジメントの中核に据え、学校内外の教育関係者全員で取り組んだ典型的事例が佐賀市立金泉中学校である。本著では、これまでの残余部分となった生徒指導論を「潜在的カリキュラム」と把握し、新しいタイプのカリキュラムマネジメントを論じている。
目次
第1章 「潜在カリキュラムマネジメント」による学校改善論―開発的生徒指導論を核とした学校再生マネジメント
第2章 生徒指導論における不登校生徒の事例分析
第3章 人間形成を育む開発的生徒指導の展開―学校づくりを基軸とし様々な場面で取り組む実践事例の検討
第4章 学校改善における校長のリーダーシップ論
第5章 金泉中学校における開発的生徒指導論の取り組み
第6章 金泉中学校における『黄金の一週間』の取り組み―学校を変えた『黄金の一週間』!
第7章 金泉中学校における異世代交流活動
終章 総括と展望
著者等紹介
倉本哲男[クラモトテツオ]
1963年熊本県生まれ。熊本大学教育学研究科修士課程在学中にUniversity of Washingtonに留学。九州大学大学院博士課程(教育経営学)修了・教育学博士(九州大学)。熊本県公立学校勤務を経て、佐賀大学文化教育学部准教授。大学院の主要担当は「学級・学校経営特論」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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