内容説明
高校二年生のみかげは、離れて暮らす義理の兄・瞬と遠距離恋愛中。最近、義母の洋子さんがちょっとだけわずらわしく思えて素直になれない。そんな自分とは対照的に、加速度的に大人になってゆく親友たちを見ては、焦りを感じる悩み多き毎日。そこへ、瞬が突然かえってきた。大切な話って一体なんなの！？１７歳の心の悩みと成長、そして秘密の恋―。切ない気持ちを瑞々しく描いた、青春恋愛小説。
著者等紹介
光丘真理［ミツオカマリ］
１９５７年宮城県生まれ。女優として舞台・ドラマで活躍後、創作の道へ。児童文芸創作コンクール第７・９回優秀賞受賞。これまで、主に児童文学・ヤングアダルト作品を発表している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わった
14
読んでいる途中で、このエピソード知ってるなぁ…と思ったら、コスモスの続編でした。やはり読んだことのある小説でした。若くして子供を産んだ友人、望まれなく生まれた子供のためにボランティア活動をする友人、血のつながらない兄など、濃縮されてぎゅっと詰め込まれた一冊からは、ストレートに命の大切さを感じることができます。あたりまえのことがあたりまえに書かれており共感できるのです。ただ、押し付けられているような気がして少し苦しかったです。2016/02/04
波多野七月
7
星が降ってくるような夜空の下、手をつなぐ2人の姿が浮かんだ。気のいい義母・洋子さんとの関係や、義理の兄の瞬との恋に悩む主人公。10代での出産や、自分自身の人生の道を選びとっていく友人達。その姿を、ほんの少しまぶしく見上げながら。人生の階段の途中で立ち止まる主人公の成長物語。17歳の悩みや、友情に恋愛。そして、この世に生まれてくる命の不思議。第3弾にして、ついにシリーズ最終章。10代の読者に、手に取ってほしいシリーズです。2014/07/26
銀雪
4
青い鳥文庫を少し大人にした感じの、健全な少女漫画みたいな話だなぁ、と思った。高校生向けの小説。小さな命について考えさせられたけど、大学生の私からすればちょっと綺麗すぎて、もう少しリアリティが欲しいところかも(笑)。それにしても瞬はいい男すぎる。2010/04/23
しぇりー
2
やっぱり少女漫画みたいだなぁというのが私の感想。でも、だからこそあまりドロドロしていなくて、読後感もさっぱりしていて好きだなぁ。瞬くんがカッコ良く生きていて、みかげが悩みながらも自分らしく生きていて、そんな彼らの世界に触れるとしんどかったのも、疲れも、悩んでたことも、全部アホらしく思えてすっきりします。2014/06/01
七虹
2
コスモスシリーズ。赤ちゃんについての話。瞬がかっこよいです。2014/06/05
