内容説明
うちな、ちょっと瀬田くんに相談したいことあって。あのな、恋についてなんやけど…。憧れの美少女・メグに言われた歩は、「現実はそんなに甘くない」と思いながらも、内心ドキドキ。ついに、歩の“恋路”に進展があるのか!?ボケの貴史とツッコミの歩―我らが「ロミジュリ」を中心に繰り広げられる、ちょっと切なくてかなり笑える青春ストーリー、待望の最新刊。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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jima
17
この巻には、人間を見つめ直す言葉がいくつかあった。「人は残酷だ。牙も鋭利な爪も持っていないくせに、残酷に相手を傷つけて血を流させる。・・だけど人の放った言葉に人が支えられることもあるのだ。」2018/02/14
こげぱん
7
思わせぶりな展開を匂わせていたわりにはかなりあっさりと終わってしまいました。さわやか青春ストーリーだからこれでいいんだろうけど、前回の再婚ネタとかもっと食い込んでくるかと思ってたのでちょっと拍子抜けしました。夏祭漫才の顛末はなかなかよかった。歩があれだけ嫌がってたのに大成功だとおかしいもんね。歩と秋本の仲はさほど進展しなかったようだけど、歩が少しだけ大人になったのは間違いないかな。2010/07/08
yourin♪
7
人は誰でも他人には見せたくない気持ちを持っている。それをさらけ出しても安心していられる人が傍にいたら、どんなに心強いでしょう。そして見せてくれる人がいたなら、どんなに誇らしいでしょう。秋山、いつかあなたの抱えている気持ちを私にも見せてくれますか?「秋本です」2009/11/23
千草
6
あさのあつこのラノベ。え?中学生って、割と大人?2022/02/27
☆りはこ☆
6
友ちゃんの告白のシーンがかっこよかった。ふと思ったのが、歩くんが所々でメグが好きだっておもいを巡らしているにもかかわらず、女子校と聞いてオネエサンオネエサンと言っているあたりが少し気持ち悪いかもw2016/06/24