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おとこ鷹〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 385p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784861563225
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

本所の顔役として、下町の人々から慕われる御家人・勝小吉。その息子、麟太郎は、「騒乱の世に逢わば国家の大事に任ずべし」と称えられ、都甲斧太郎に蘭学を学びはじめる。ある日、色町垢離場で喧嘩に出くわした麟太郎は小吉譲りの気性と腕っぷしで、騒ぎを鎮め、一人の女を救い出す。『父子鷹』続篇。

著者等紹介

子母沢寛[シモザワカン]
明治25‐昭和43年(1892‐1968年)。小説家。北海道生まれ。もと彰義隊の御家人の孫として生まれ、その回顧談を聞いて育つ。明治大学を卒業後、複数の新聞社、木材会社、商社などを経て、大正15年より東京日日新聞社に勤務し、侠客ものを書き始める。昭和3年『新選組始末記』を刊行、この作品は後に刊行された『新選組異聞』『新選組物語』とともに「新選組三部作」と称され、創作性が高いとされながらも、今なお、新選組研究者のバイブルとまでいわれている。昭和7年『国定忠治』を発表。股旅もの作家として独立。以後、侠客、幕臣を主人公とした作品を次々に発表する。昭和36年『座頭市物語』が映画化され、好評を博す。昭和37年幕末維新を背景にした一連の作品で第十回菊池寛賞を受賞
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