内容説明
メイヒュー氏の遺産が眠る“黒い家”に、令嬢アリスとともに乗り込んだ名探偵クイーン。そこには奇怪な親類たちが待ち受けていた。そして翌朝。石造の豪邸“黒い家”は忽然と姿を消してしまった…。前代未聞の大トリックに挑み、ミリオンセラーを記録した「神の灯」など四篇を収録。短篇で愉しむクイーンの神髄。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
14
綾辻さんの館シリーズで触れていたので、読んでみました。一作目の「神の灯」は家が消えるというイリュージョン。雪を使ったトリック?目の錯覚?実ははりぼて…?など色々仮説をたててみました。が、どれも外れました!!外れたけど読んで満足♪4作収録されていますが、全作面白かったです。特に「神の灯」はちょっとしたロマンスがあり、続きが読みたくなりました。2015/05/06
桑畑三十郎
0
もしかしたらクイーンの最高傑作かも。クイーンって本当にミステリーが好きなンだなぁと思う。2015/10/08
snowmoon
0
神の灯(35)/マッド・ティー・パーティ(29)/ひげのある女(34)/首つりアクロバット(34)2012/04/11
TON
0
久々の再読。表題作は初めて読んだクイーン作品(小学生の頃、創元推理文庫版で)なためか、一番思い入れがあります。2011/11/10
nightowl
0
こうして読んでいくと突飛な状況下で起きる事件というものに相当な拘りがあることを改めて感じる。家が消えた謎を追う代表作「神の灯」はトリックもさることながら、細かな伏線回収が効いておりよく練られた中編。次の二作はどこか茶目っ気のある短編。最後の「首つりアクロバット」はサーカス団で起きる殺人で、何故その凶器を選んだのかを巡るなかなかの一作。2010/03/17
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