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内容説明
本書は、洞窟の壁に描かれた大昔の絵から、コンピューターやスマートフォンのカメラを使って制作した画像まで、さまざまな「絵」の歴史を巡る旅へと私たちを連れていってくれます。ベストセラーとなった『絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで』をもとにして、芸術家のデイヴィッド・ホックニーと作家のマーティン・ゲイフォードが、より親しみやすくわかりやすい言葉で、絵について語り合いました。ローズ・ブレイクのイラストも、ふたりの会話をより楽しいものへとしてくれています。子どもから大人まで、絵の歴史を楽しく理解できる一冊です。
目次
1 「絵」について考えよう
2 「しるし」をつける
3 光と影
4 空間に注目しよう
5 鏡と反射
6 絵と写真
7 動く「絵」
8 物語は続く
著者等紹介
ホックニー,デイヴィッド[ホックニー,デイヴィッド] [Hockney,David]
世界でもっとも評価の高い、そして人気のある現代芸術家のひとり。ありとあらゆる手法を使って「絵」を制作するかたわら、ほかの芸術家たちの作品にも熱い視線を注いでいる
ゲイフォード,マーティン[ゲイフォード,マーティン] [Gayford,Martin]
芸術評論家、作家
ブレイク,ローズ[ブレイク,ローズ] [Blake,Rose]
イラストレーター。本、雑誌、新聞、アート・ギャラリーなどでイラストを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
78
絵画の歴史と言うが、いわゆる美術史的に絵が並んでいるわけではない。画家でもあるデイヴィッド・ホイックニーが、画家たちは何を見て、何を感じ、どう表現してきたかを語る。世界の名画とともに、自分の作品も並べながら。技術の進歩によって、表現がどんどん変わってきた様子も語られる。読んで、見て、楽しく、こういう絵の見方は新鮮だった。絵画は、これから何処に向かうのだろう。2023/03/08
アキ
33
デイヴィット・ホックニーはiPadで絵を描く現代美術家。なるほど絵画の歴史とは1万4000年前のラスコーの壁画から現代の iPad まで「見る」「描く」「撮る」の変遷なんですね。写真も映画も絵であるとすると見ることが変化したものに過ぎない。この本の最後にある発明の歴史年表は物の見方の歴史でもある。紀元前100年頃に中国で紙が発明され、200年頃木版が中国で発明され、1400年頃にネーデルランドの芸術家が顔料に油を混ぜ、ファン・エイクのような絵を描くことが可能になった。初めて見た人はびっくりしただろうな。2018/12/13
sofia
30
ある図書コーナーで見つけ、図書館で借りる。洞窟壁画からiPadまでーである。歴史順に載っているようでそうでもないが、非常にわかりやすい。ホックニーはチラシの絵くらいしか知らなかったが、おもしろそう。でも展覧会はもう終わってしまっていたね。2024/03/25
tsu55
19
洞窟画からiPadまでの絵画の歴史の概説。子供向けに書かれたものなので、すごくわかりやすい。 美しい図版と、イラストが豊富に挿入されているので、文章を読まずにパラパラとページをめくっているだけでも楽しい。 (11月5日まで東京都現代美術館で開かれていたデヴィッドホックニー展で購入。)2023/11/30
Bartleby
7
現代美術作家デイヴィッド・ホックニーが編んだ極私的美術史。洞窟画、いわゆるファインアート、デッサン、東洋画、影絵、ipad、さらには自身の作品も織り込んだユニークなタペストリーだ。なまじ客観を装った美術史よりも、とことん主観を貫いた物語のほうが面白い。立派に普遍性を持っている。歴史もまた複数人が合意に至った物語であるだけに。2022/08/28
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