内容説明
記憶がない僕が目を覚ました場所。そこは１２人の少女が生活する見たこともない学校だった。馴れ合いの世界を壊すように届いた犯行予告。現れる狂気の犯罪者。喪失した外部、閉鎖世界、サイコパス、ドラッグ、神、謎の暗号、連続強姦、陵辱、純愛、消える少女。最後に現れるのは真実と僕の未来。前人未踏の暴走エンタテインメントノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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5
メタ官能シミュレーション小説、メフィスト味のミステリを添えて。表紙をめくって3秒で「ひぎいいいっ」で埋め尽くされたページの洗礼を浴びる。原作は未プレイだが、元のゲームとは別物だというのはよーくわかった。危うさ全開の一冊である。テンプレだらけなキャラとエロ、そして崩壊する作品世界、全てが意識的な所業のもとに展開されている。メタメタな趣向は、今読むといささか古さを感じてしまうのだけれども、めろん先生のブチ切れっぷりは存分に堪能可能。鬼ノ仁先生のエロエロ極まりないイラストもSO GOOD！NO FUTURE！2012/07/01
穂積
3
やりたいことの途中まではなんとなくわかったのだけれど、好き。絶妙なタイポグラフィー、言葉遊びの氾濫、一気読みさせて読者を引っ掻き回していく。「世界」とはなんぞや。まあえろえろだし、人によっては永遠に受け入れられないものだろうと思うのですが、脳髄を灼かれるような小説です、自分にとっては。元来こういったタイプの物語が好きなのだから、まあしかたないですね。2012/05/13
FAT53H
2
星海社から復刊されるらしく、ちょうど金があったので絶版のこれに手を出してみたけどこれは奇文ですね。いやっ、ドクラ・マグラと比べるようなものではないけど。その時の気分で奇文書いてた？つまらないこと言ってすみません・・・。でもとにかくこの本はすげぇわ。こんなノリで書き続けて一つの作品作り上げちまうなんて・・・。それもこんな終わり方とは・・・。好き嫌い分かれるだろうけど多くの人に読んでもらいたい。復刊されるのでこの機会に読みましょう。よければ絶版のこちらも読んでみよう。2014/06/09
なつのおすすめあにめ
2
原作は未プレイだけど、まぁやらないでいいと思うね。いくつかのエロゲまたはギャルゲー、アニメ、漫画、ラノベ、キャラ小説……などに普段から慣れ親しんでいるのなら。だからこの作品は人を選ぶ……なんてのは今更すぎるけど。 ネットでよく見かける「ポスト西尾維新」的な評価はたまたま題材がギャルゲ(エロゲ)だったからの様に僕は感じた。「海猫沢めろん」はＳＦ畑らしいし。あと似たような「舞城王太郎に近い」という意見もエロゲのエロやグロに注目するとそうなのかもしれないけど違う気も(ただ聖書が出てきた時点でオッ！ってなるよ)。2011/07/18
中玉ケビン砂糖
1
抗鬱剤、セカイ、メタ作者。かつてあった時代の想像力を濫用して構成された教科書のような作品。2014/01/03
