内容説明
本書は、四間飛車対居飛車穴熊の攻防を、アマチュアの皆さんにも理解してもらえるように、できるだけわかりやすくまとめたものである。居飛車穴熊が登場した初期の指し方から最新成果まで、基本的な定跡をひと通り取り上げた。
目次
第1章 無敵の四枚穴熊(最強穴熊;ビッグ4へ ほか)
第2章 動く振り飛車(四枚穴熊封じ;正しい穴熊への組み方 ほか)
第3章 力の4四銀型(プロの穴熊へ;松尾流の戦い ほか)
第4章 技の3二銀型(流行の3二銀型;後手5四銀VS先手2六角 ほか)
第5章 守りの5四銀型(5四銀型へ;玉の位置 ほか)
著者等紹介
渡辺明[ワタナベアキラ]
1984年4月23日、東京都生まれ。94年、小学4年生で第19回小学生名人戦優勝。同年、所司和晴七段に入門。2000年4月四段、03年4月五段、04年10月六段、03年、第51期王座戦で羽生善治王座に挑戦、フルセットのすえ敗れる。04年、第17期竜王戦で森内俊之竜王に挑戦、4勝3敗でタイトルホルダーとなる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
笹帽子
1
まずは急戦からかなと思うのでいずれ再読する。しかし説明が分かりやすい……2016/05/06
ore
1
とりあえず一読。今までなんとなくだった穴熊の組み方がわかった。2016/05/03
ともあむ
1
併せて四間飛車破り【急戦編】も読むことをおすすめします。これを読めば対四間飛車持久戦の基本から応用までマスターできます。2012/10/25
ロタ
0
四間飛車の美濃形の様々な形に言及。松尾流穴熊の有力さと、どう組むのか、どう仕掛けるのか、そして振り飛車が松尾流にどう対抗してくるのか体系的に学ぶことが出来る。渡辺明二冠の冴えわたる筆致で羽生の頭脳レイアウトの読みやすい棋書で約30テーマにわたり検討を重ねていく。現代の将棋AIを使用してもほぼ違和感なく読める歴史に残る名著。2019/06/09