DUB論

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DUB論

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  • サイズ A5判/ページ数 359p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861138546
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

内容説明

『ダブとは何なのか?』民俗音楽学からアプローチした世界で唯一のダブ専門書。ダブとダブエンジニアの関係、アルバム・ジャケットが示す宇宙とオービア、リバーブとディレイの意味、国境を越えてからのダブの変化、等、ジャマイカで生まれ、世界中で生き続けるダブの謎を紐解く。

目次

第1章 ジャマイカの電子音楽ジャマイカ音楽の連続体におけるダブ
第2章 「失敗もスタイルの内」1970年代のダブの進化
第3章 スタジオ・ワンの大黒柱
第4章 「頭の中で、火山が噴火するみたいだ!」
第5章 “生きたアフリカの鼓動”をたどる
第6章 「ジャヴァ」から「アフリカ」
第7章 「シティー・トゥー・ホット」ルーツの終焉と、デジタル期におけるダブの重要性
第8章 スターシップ・アフリカ ディアスポラの音の響きと元植民地
最終章 エレクトロニカ、リミックス文化、そして世界のポピュラー音楽を変えるジャマイカ
エンジニア別推薦盤リスト

著者等紹介

ヴィール,マイケル・E.[ヴィール,マイケルE.][Veal,Michael E.]
ウェズリアン大学で音楽民俗学の修士・博士号を取得。イェール大学音楽学部副教授

森本幸代[モリモトサチヨ]
著述家・翻訳家。ジャマイカ関連書専門のオンライン書店MIGHTY MULES’ BOOKSTORE店主。レゲエ雑誌『Rove』での原稿執筆や、CDの対訳、ジャマイカ関連映像作品の字幕翻訳も手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジマーマン

1
素晴らしい名著。ジャマイカにおいてダブという音楽が如何にして生まれたかという社会的背景、その音楽的な特徴、ダブを生み出した中心人物であるキングタビー、リーペリー、エロールトンプソン、US、UK、独や他ジャンル(エレクトロニカ、ヒップホップなど)への広がりともう非常に勉強になった。ダブ派生の音楽や電子音楽は大好物なのに、ダブはヴァージョンであるということすら、読む前はわかってなかった。読んで良かった。2024/03/25

カネコ

1
2010/11/06

mrbeats197912

0
ダブの様式的な特徴とか、正直自分にはあまり興味がなかった(でも超オモロい)けど、民俗学的なアプローチが脳を刺激する。●ダブのようなテクノロジーに頼る音楽形態が、ジャマイカで発展した理由の1つには、アメリカ合衆国との関係があった。何千人ものジャマイカ人が季節契約労働者としてアメリカ南部に行く伝統があり、彼らがアメリカのレコードや機材を持ち帰っていた。●音楽機材が発達したのは冷戦時代の北米。そのため、距離的には近くても、経済的にほとんど断絶状態のキューバではダブのような音楽形態が出現することはなかった。

ULTRA LUCKY SEVEN

0
結構アカデミック!でも面白い。論文書きが終わったらあとはミキサー台の前へ。理屈より手を動かせ。キングタビーが教えてくれたこと。2012/03/02

ビーフハート

0
気軽に読める本で無かったすw。お手軽にダヴについて読めれば、くらいだと読了は厳しいでしょうw。内容は素晴らしかったす。いままでしっかりと考察されてこなかったDUBの深い部分をじっくり丁寧に論じています。2011/05/08

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