さよなら、インタフェース―脱「画面」の思考法

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さよなら、インタフェース―脱「画面」の思考法

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  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784861009938
  • NDC分類 548.2
  • Cコード C3055

出版社内容情報

時代はNoUI(ノー・ユーアイ)ヘ。

目的を達成するための手段であるはずなのに、
いつのまにか、手段を設計することが目的になってはいないか?
何にでもとりあえず画面をくっつけて、
その長方形の中をどう設計するかということにばかり考えを巡らせて、
本当に人のためになるシステムを創るということが疎かになってはいないか?

本書では、「ベストなインタフェースはノー・インタフェース」をコンセプトに、余計な操作を強いる「画面」をこの際とっぱらって、人々の暮らしに自然と溶け込む製品やサービスを創り出そうじゃないかと主張しています。
IoT時代におけるテクノロジーの未来についての新たな視点と、画面に頼らず、「いつもの手順」でシンプルに問題を解決するためのアイディアを軽妙な語り口でたっぷりと盛り込んだ、UI/UXデザイナーが今読むべき1冊です!

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NoUIを実現するためのルール

その1:
画面なんかに頼らず、解決したい問題につきものの「いつもの手順」をしっかり理解しよう

その2:
テクノロジーを活用し、ぼくらをこき使うシステムじゃなく、ぼくらに使いこなされるシステムを創り出そう

その3:
ひとりひとりに合わせる

日本語版への序文 ?及川卓也
推薦のことば ?エリス・ハンバーガー

●本書の概要
第1章 はじめに
第2章「まず画面」の思考法

●実情と問題
第3章 インタフェースをくっつけろ!
第4章 UX ≠ UI
第5章 中毒というUX
第6章 注意散漫
第7章 バックライトの光で不眠に?!
第8章 スクリーンレス・オフィス

●NoUIを実現するためのルール その1
(画面なんかに頼らず、解決したい問題につきものの「いつもの手順」をしっかり理解しよう)
第9章 スマホはケツポケットにしまっとけ
第10章 怠け者の長方形

●NoUIを実現するためのルール その2
(科学技術を活用し、ぼくらをこき使うシステムじゃなく、ぼくらに使いこなされるシステムを創り出そう)
第11章 コンピュータはまるで駄々っ子
第12章「ユーザーインプット」じゃなく「マシーンインプット」を
第13章 アナログ仕事とデジタル仕事

●NoUIを実現するためのルール その3
(ひとりひとりに合わせる)
第14章 ひとりひとりに焦点を当てた情報処理
第15章 事前対処型コンピューティング

●今後の課題
第16章 変化
第17章 プライバシーの問題
第18章 自動化
第19章 不具合
第20章 例外

●むすび
第21章 こんな日が来るといい

後注
索引
訳者あとがき

【著者紹介】
デザイナー。大学を卒業後、著名なインタラクション・デザインのコンサルタンティング・ファーム、クーパー社(サンフランシスコ)で勤務。その後、シニアUXデザイナーとしてサムスン電子やネット靴店ザッポスなど大企業やスタートアップの研究所で、未来の消費者向けテクノロジーの構想や実用化に取り組んでいる。また、ブログや著書、各種カンファレンスでの講演などで、「The Best Interface is No Interface」のコンセプトの普及にも努めている。

内容説明

時代は、NoUIへ。目的を達成するための手段であるはずなのに、いつのまにか、手段を設計することが目的になってないか?画面の中をどうデザインするかということばかりに考えを巡らせて、本当に人のためになるシステムを創るということが疎かになってるんじゃないか?IoT時代におけるテクノロジーの未来についての新たな視点と、画面に頼らず「いつもの手順」でシンプルに問題を解決するためのアイディアを軽妙な語り口でたっぷりと盛り込んだ、UI・UXに関わる人が今読むべき1冊!

目次

概要
実情と問題
NoUIを実現するためのルール その1―画面なんかに頼らず、解決したい問題につきものの「いつもの手順」をしっかり理解しよう
NoUIを実現するためのルール その2―科学技術を活用し、ぼくらをこき使うシステムじゃなく、ぼくらに使いこなされるシステムを創り出そう
NoUIを実現するためのルール その3―ひとりひとりに合わせる
今後の課題
むすび

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

犬こ

18
ユーザーインターフェースを究極シンプルに。部屋の冷房を帰宅前15分にアプリ操作するのではなく、家に帰ったら自然と最適温度で稼働する。スマホケースは必要か?スマホ本体の材質を変えてしまえばよいetc面白い発想が多くあり、軽快な文章にワクワクする内容です。2017/03/28

majiro

12
これで何冊目かの、武舎ご夫妻の翻訳書。かっこいいなあ。そして、こんな本の翻訳を夫婦で手がけたりしたら、なかなかオモシロイ関係が構築されそうだなあ、などと、横道の感想も抱いてしまった。うちもなんか、こんな刺激的な共同作業ができないか、考えてみようかな。2016/02/12

月世界旅行したい

11
UI無しの実例をもっと多く紹介してほしかった。2015/10/05

いずむ

9
インタフェースの利用者として、またある分野ではその開発者として、とても痛切なメッセージ。IoTのような進歩は、確かに革新的でSF的未来を感じさせてくれる。けれどその代償に、ボクらはどれだけインタフェースという存在に支配され、"便利"のための"操作"を要求され、またある範囲で不便を強いているだろう。ボクは"便利"が大好き。しかしその便利なシステム化が、必ずしもそれが最適化と同義ではなく、インタフェースのすげ替えに過ぎない可能性を意識しておきたいと思う。ノーインタフェース・イズ・ベストインタフェース、なのだ。2015/12/17

しらい

3
十分に納得出来る中身だった。現在、UIはとても洗練されてきている。しかし、そのUIの「中毒性」にやられてしまっているのではないか。この本を読んで、あらためてスマートフォンとの向き合い方について考えてみたい。2016/01/24

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