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フロムキンの言語学

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  • サイズ B5判/ページ数 629p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784861004223
  • NDC分類 801
  • Cコード C3087

目次

第1部 言語の本質(言語とは何か?;大脳と言語)
第2部 言語の文法的側面(形態論:言語の中の語;統語:言語の文のパターン;言語の意味;音声学:言語の音;音韻論:言語の音声パターン)
第3部 言語の心理学(言語の獲得;言語処理:人間とコンピュータ)
第4部 言語と社会(社会における言語;言語変化:時の音節;書き言葉:文字で書かれた言語)

著者等紹介

フロムキン,ビクトリア[フロムキン,ビクトリア][Fromkin,Victria]
1944年に経済学士をカリフォルニア大学バークレー校より授与され、1963と1965年に言語学の修士と博士号をそれぞれロサンゼルス校より授与されている。1966年から2000年に逝去されるまで、ロサンゼルス校の言語学部に奉職され、1972年から1976年は学部長を務めている。1979年より1989年までは大学院の学部長と副総長を務めている。ストックホルム大学、ケンブリッジ、オックスフォード大でも客員教授として教鞭をとっている。1985には、アメリカ言語学会の会長、1988年には大学院連合の会長、そして、聾唖学会の議長も歴任されている。カリフォルニア大ロサンゼルス校で最優秀教育賞、や最優秀教授賞を受賞し、CIPL(International Permanent Committee of Linguistics)の委員会の主要メンバーでありアメリカ代表であった。アメリカ科学技術学会、先端技術協会、ニューヨーク科学協会、アメリカ心理学会、アメリカ音響学協会に属し、1996年には、国立科学学会学会員にも選出されている。彼女が研究された多方面の調査―音声学、音響学、音調、アフリカ言語、スピーチエラー、言語処理、失語症、脳/心/言語のインターフェイス―に関する書籍、論文、刊行物は100以上にも及ぶ。2000年1月19日死去

ロッドマン,ロバート[ロッドマン,ロバート][Rodman,Robert]
1961年カリフォルニア大学ロサンゼルス校数学学科卒業後、1965年修士課程修了、1971年言語学修士課程修了、1973年言語学博士号授与される。カリフォルニア大学サンタクルーズ校に従事するかたわら、ノースカロライナ大学チャペルヒル校、京都産業大学、ノースカロライナ州立大学ではコンピュータ科学の教授として教鞭をとる。彼は最近ではコンピュータの言語処理―特に会話のときの顔の動きと唇との連動、音声認識―声による個人の識別に興味の対象を置いている。現在、妻のヘレンとともにノースキャロライナ在住

ヒアムズ,ニーナ[ヒアムズ,ニーナ][Hyams,Nina]
1973年ボストン大学ジャーナリズム学科卒業。ニューヨーク市立大大学院にて言語学修士、博士号をそれぞれ、1981年1983年に取得。1983年カリフォルニア大学ロサンゼルス校に勤務。現在、言語学部教授また、カリフォルニア大学ロサンゼルス校心理言語研究所、幼児言語研究所の兼任所長。主な専門は、発達言語学と統語論。彼女は自著“Language Acquisition and the Theory of Parameter”D.Reidel,1986にて言語獲得への一里塚を示した。また、子供の統語と形態論の発達に関するたくさんの論文も出している。オランダのユトレヒト大学やライデン大学で客員教授も務め、ヨーロッパや日本でも多くの講義を行っている。現在、息子のマイケルとともにロサンゼルス在住

緒方孝文[オガタタカフミ]
東京生まれ。青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程修了。1983~1987年、米国シラキュース大学大学院English Department修士課程に留学。現在、駒沢女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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原玉幸子

9
言語を意識するとの脳生理医学、枠組みとしての形態素、統語、意味論、発語に関わる音声・音韻論、体系的な祖語に、例えばピジン語他の社会文化に至る迄、総合網羅的であるので、本というより「教科書」でした。よく英語はイエス・ノーがはっきりしていて分かり易いと言われますが、時に笑いにも通じる曖昧さは英語にもある訳で、「implication(言外の意味)が大事」なのは、どの言語にも共通する根本原理です。英語圏を中心とした欧米精神文化を、言語との切り口から眺めて感じるのは、大変興味深いものでした。(◎2020年・冬)2021/01/08

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