感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風花
10
谷川俊太郎さんの詩17篇に、ご自身が撮影された写真20葉を付した詩集の復刻版。詩人の写す写真は詩と同様に、また時としてそれ以上に、語りかけてくる何ががあります。指と指が触れそうで触れずに重なる男女の腕、芝生の上で繋がれた手、絡む腕、日に焼け深く皺の刻まれた老女の手。それらモノクロームの写真もまた、谷川さんの詩なのだとわかります。2016/12/20
gongxia
2
光と影を両方感じさせるような詩集。7月中旬の夕方4時。少し涼しい風が窓から入ってくる気持ちの良い時間に読んだ。 むかしの、地元の夏祭りに参加していた時の記憶や、幼い頃住んでいた家の電話の音、木の温もりと古っぽい匂いを思い出して、なんだか家族が恋しくなった。2021/07/15
保山ひャン
2
1956年の谷川俊太郎・写真詩集を復刻。写真も素晴らしく、読んでいて、いろんなアイディアがわいた。2014/08/15
Takako
2
光と影が螺旋を描いて絡み合い、文字の連なりによって世界の陰影が浮かび上がります。 じっと静かに世界を見つめている、瑞々しい感性が伝わってきます。2013/12/11
Luo Yang
0
スピッツの1stっぽい詩集です2014/04/19