内容説明
「牧野富太郎記念館」「倫理研究所富士高原研修所」「ちひろ美術館・東京」―現在東京大学土木工学(社会基盤学)教授でもある著者が、内と外をつなぐ開かれた建築の実践と思考の軌跡を余す所なく吐露する注目の書。
目次
1 建築と土木をつなぐもの(建築は時間の流れの中で育まれる;建築には環境との応答関係が必要である ほか)
2 建築へのまなざし(不完全さと想像力;意気地なしの建築 ほか)
3 風景を旅する(ナミュールの小教会;懐かしい時間 ほか)
4 風と時間、地形と物質(支えとしての構築的方法;重力と風と ほか)
5 建築家の生きざま(火炎の流れ;岐路にたつ選択 ほか)
著者等紹介
内藤広[ナイトウヒロシ]
1950年横浜生まれ。74年早稲田大学理工学部建築学科卒業。74‐76年同大学院にて吉阪隆正に師事、修士課程修了。76‐78年フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所勤務(マドリッド)。79‐81年菊竹清訓建築設計事務所勤務。81年内藤広建築設計事務所設立。東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授
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