ルイス・カーンとはだれか

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860730178
  • NDC分類 523.53
  • Cコード C0052

内容説明

カーンの教えは生きている。リチャーズ医学研究棟、ソーク研究所で世界に名を馳せた20世紀最後の巨匠ルイス・カーン。現在、益々評価が高まるカーンの思想と仕事を、その下で修業した著者ならではの臨場感あふれる筆致で、明快に説きあかす渾身の書下ろし。写真多数/詳細な年譜収録。

目次

第1部 カーンの出現は私にとってどのような驚きであったか(カーンはどのように私の前に現れたか;「リチャーズ医学研究棟」はいかに私を驚かせたか;私が脱出したその時の日本とは何であったか;フィラデルフィアはいかに私を熱狂させたか)
第2部 カーンは何を考えたか、それは私に何を考えさせたか(「ならんと欲するところ」を知るとはどういうことか;「ルーム」という考えはいかに生まれ、何を生んだか;「光と沈黙」はどこに至るのか;人は何によって建てるのか)
ルイス・カーンとはだれか

著者等紹介

香山寿夫[コウヤマヒサオ]
1937年東京生れ。60年東京大学工学部建築学科卒業。65年ペンシルバニア大学美術学部大学院修士過程修了。68年九州芸術工科大学助教授。71年東京大学助教授。86年東京大学教授。工学博士。97年東京大学名誉教授、明治大学教授。99年ペンシルバニア大学客員教授。2002年放送大学教授。作品 九州芸術工科大学、相模女子大学、千ヶ滝の山荘、千駄木の町家、東京YWCA会館、曽我・平沢記念館、関川村歴史資料館、彩の国さいたま芸術劇場、聖アンデレ教会礼拝堂、東京大学工学部一号館改修、長久手町文化の家、瀬高町立図書館、東京大学弥生講堂、聖篭中学校、可児文化創造センターalaなど
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感想・レビュー

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伊東

0
作者の香山さんがルイス•カーンに指導を受け、ルイス•カーン好きであるためか読んでいて気持ちが良かった。 前半は作者のこと、ルイス•カーンについては作品や空間構成よりも人となりや生前の言葉などが印象に残った。 静かさがありかつ生き生きと活気がある、親しみやすい、品格がある。都市に住む喜びとはこういうものであったか。 「都市とは、その通りを歩いているひとりの少年が、彼がいつの日かなりたいと思うものを感じ取れる場所でなくてはならない。」(1973) カーンの光によって空間を作るという考えは素敵だなと思う。 2020/09/05

shota

0
香山先生によるカーンへの敬意と愛情に溢れた語り口が印象に残る。結局カーンがだれかは分かりえないのだが、散りばめられたカーンの至言と香山先生による解説は、建築を考える上での重要な示唆に富んでいた。2020/05/03

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