造山古墳と作山古墳

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  • サイズ A5判/ページ数 122p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860695880
  • NDC分類 210.32
  • Cコード C0021

内容説明

日本遺産・桃太郎伝説の構成文化財となった吉備の古墳群。全国4位と10位の巨大古墳に「築造原理」「渡来系の遺物」「首長墓系列」の視点から、3人の考古学者がアプローチ!古墳の規模や墳丘の整え方、陪塚の有無、九州地域との関係など、共通点と相違点を浮き彫りにする。

目次

趣旨説明―司会・草原孝典(岡山市生涯学習部文化財課課長)
講演1 設計原理から見た造山古墳と作山古墳―新納泉(岡山大学名誉教授)
講演2 造山古墳と作山古墳周辺の渡来系遺物―亀田修一(岡山理科大学生物地球学部教授)
講演3 作山古墳以前と以後の首長墓系譜―平井典子(総社市埋蔵文化財学習の館館長)
シンポジウム 造山古墳と作山古墳を比較する
巻末資料1 造山古墳周辺の古墳ガイド
巻末資料2 造山古墳蘇生会・年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イツシノコヲリ(丹波國)

2
吉備の古墳に関する講演録である。2019年初版だが数年で絶版となっている。総社の観光施設で販売しているという情報はあります。入手しやすいものとして角川選書『シリーズ 地域の古代日本 出雲・吉備・伊予』に「弥生墳丘墓と巨大古墳」(新納泉)の論考がある。2023/02/24

遊動する旧石器人

1
2019年9月20日第1刷発行(2020年5月14日第2刷)。2018年12月15日に行われたシンポジウムの記録集。講演3本とシンポジウムから成る。講演1では新納泉氏が設計原理に基づいて造山・作山古墳を考察、講演2では亀田修一氏が造山・作山周辺の渡来系遺物について紹介、講演3では平井典子氏が作山以前と以後の首長墓系譜を検討する。シンポジウムでは、上石津ミサンザイ古墳と造山古墳の前後関係、作山古墳の作り方、大王墓陪冢の円墳と榊山古墳の位置付け、高梁川流域の首長墓系譜、佐古田堂山古墳の評価などが討議された。2021/05/21

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