出版社内容情報
身のまわりには、さまざまなものがあふれています。それらを化学式で表わすと、素朴な疑問がスッキリ解決します。
「うるち米ともち米の違いは?」「野菜はなぜ青臭いの?」「タマネギを切ると涙が出るのはなぜ?」「なぜ虫歯になるの?」「石鹸で汚れが落ちるのはなぜ?」「乾電池から電気が出るのはどうして?」
化学の視点で「なぜ?」を「なっとく!」に。ちょっと遠い存在の化学が、ちょっぴり身近に感じられる一冊。
内容説明
化学式のこと、お嫌いですか?それはちょっともったいない!身のまわりのものを化学式であらわすと、素朴な疑問がスッキリしますよ!!!
目次
1 化学式と化学反応式ってなんだろう?
2 空気の化学式を見ていこう!
3 キッチンの化学式を見ていこう!
4 洗面所・お風呂・トイレの化学式を見ていこう!
5 リビングルーム・寝室の化学式を見ていこう!
6 屋外の化学式を見ていこう!
著者等紹介
山口悟[ヤマグチサトル]
1984年、神奈川県生まれ。製薬会社を経て、東京薬科大学薬学部に勤務。博士(理学)。東京工業大学大学院にて取得。薬剤師(北里大学薬学部卒業)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えも
33
身近な化学反応を紹介する、いわば「有機化学序説」▼調味料、食料、衣料や、ペットボトル、ゴムなどの石油製品に至る日常的な物質と、その合成や消化などの仕組みを化学式で説明してくれます▼中高生向きですが、触媒とか酵素とかについて深入りしないところが絶妙なバランス。大人でも、思い出して楽しめました。2022/01/02
サン
23
有機化学などをわかりやすく、中学生レベルの知識で読み取れるように砕いて説明している。イラストもあるのでもともと化学に興味がある子どもはかなり面白いはず。苦手な人でもなぜ?そうなるの?という疑問を根本から分析できるのは面白いと思ってもらえるはず。2020/09/24
おおにし
22
高校では生物と化学を別の教科としてならったが、本書のように体のことや身のまわりのことを化学式を使って講義してくれたらもっと科学好きな高校生が増えることだろう。消臭剤の原理、寝ぐせの話、虫歯の出来る理由など化学式による解説でなるほどと納得した。2020/05/09
アーサー
11
初読、15分。はじめに、おわりに、目次を読んで油脂とセッケンの項目を流し読み◆著者は理学博士、薬剤師。化学式、化学反応式の説明から始まり、様々なモノ、場所の化学式を紹介する;空気、キッチン、洗面所、お風呂、トイレ、リビング、寝室、屋外◆タイトルに惹かれて手に取る。『沈黙の春』を読み、身のまわりの化学物質はどんなもので、まわりにどんな影響を与えているのか知りたくなった。有機化学の教科書を読む前にざっくりと知識が得られることを期待。2022/03/24
アーサー
9
通読◆輪っかの分子シクロデキストリンが面白かった。内側の空洞に分子を取り込み、それを徐々に放出する性質を持つ。芳香剤やチューブのワサビなど身近な例を使っての説明がうまい。野菜の香りの説明と"有機的"につながっていて無駄がない◆野菜は切ったときに初めて細胞内の酵素と油脂が反応して香りを感じさせる分子が作られる。包丁を入れる前、酵素と油脂は細胞内でどんな働きをしているのだろう?香りを発生させるためだけに存在するの?◆パーマの原理を初めて知った◆『沈黙の春』つながりだと、植物が根粒菌を通じて窒素を利用すること。2022/03/27
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