ステルス・デザインの方法―イルカの記憶と都市の閉塞感を減らす技

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 188p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860450137
  • NDC分類 525.1
  • Cコード C2052

内容説明

人に癒しを与える過去の名建築の多くは、何とレーダーやソナーに映りにくい形状をしており、その「ステルス・デザイン」の応用が現代都市の閉塞感を救う?デザイン思想を一変させる可能性をも秘めたその驚きの世界を、理系の伝説的ベストセラー「物理数学の直観的方法」の著者がご案内する。

目次

第1部 ステルス・デザインの概略(ステルス・デザインで都市の閉塞感を減らす;現存するステルス・テクニック全紹介 ほか)
第2部 過去の名建築に秘められたステルス・デザインとその能力(ステルス・デザインから見たモン・サン・ミッシェル修道院;ステルス・デザインから見た京都・三十三間堂)
第3部 ステルス・デザイン技術は都市の未来をどう変えるか(都市景観への応用;具体的な着手点 ほか)
付録(実際のステルス・デザイン建築の例;身の周りで簡単に使えるステルス・デザイン技術)

著者等紹介

長沼伸一郎[ナガヌマシンイチロウ]
1961年東京生まれ。1979年早稲田高等学院卒業。1983年早稲田大学理工学部応用物理学科(数理物理)卒業。1985年同大学院中退。1987年26歳で「物理数学の直観的方法」の出版によって、理系世界に一躍名を知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobody

2
建築や景観デザインで、空間的な広がりを感じさせるものは、レーダーやソナーに探知されにくい形状をしているという仮説を元に、物理学者が建築を語るという主旨である。一歩間違えるとトンデモになりそうな仮説であるが、仮定が多いとはいえ、論旨がハッキリとしていて非常に面白い。和洋の伝統的な建築をいくつか挙げて、きちんと検証しているのは理系の学者さんらしいと言える。 なぜにレーダーなどの探知されにくい、いわゆるステルス性をもつ空間が、閉塞感を感じさせにくいのかは、筆者はイルカのソナーにその起源を求めているが、なかなか2007/03/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/181922
  • ご注意事項